- ん? ああ、まず自己紹介ですね。
あたしは聖、『覆滅』の聖。
「せい」って読まずに、「ひじり」って読むの。面白いでしょ?
で、あたし今、大切な人探してるのよ。
……望、お兄ちゃんって言うの。とりあえず、情報求むです。
でもでも、な〜んかいろんなところ探して移動してたら、カオスやらロウやらに襲われちゃって、邪魔されるんだよね。
ホント、邪魔だからぶっ殺さなきゃいけないんだけど。
『覆滅』に教えてもらったんだけど、父さんとお母さんと望お兄ちゃん、この二つの勢力の無駄すぎる戦いに巻き込まれたって話じゃない。
大切な人に手を出されて……黙ってるわけ、無いじゃないのよ。
もう、みんな、み〜んな、ぶっ殺すんだぁ。
お兄ちゃんとあたしの仲を裂こうとする奴らは、問答無用で滅殺よ。
んまあ、ちょっと話の分かる奴らは、あたしのこと『覆滅鬼』って呼んでるね。
さて、今日も襲ってくる奴らぶっ殺して、お兄ちゃん捜さなきゃ。
単独行動だけど、あたしらに勝てるやつらなんてそういないんだから。
ねっ? 『覆滅』。
- 『覆滅鬼』稲垣 聖(いながき ひじり)
性別:女
身長:140cm前後
年齢:エターナルになったとき12才
見た目:黒髪を横にツインテールに結っていて服は少し大きめのワンピースを着込んでいる。
ちなみに、髪飾りは大量に所持。
目の色は澄んだ青色。表情は、笑顔を絶やさない。そう、戦闘中も。
そして首には銀色の、望と同じペンダントをつけている。
人称:自分「あたし」、他人「あんた」、神剣「覆滅」
趣味:向かって来る敵をぶっ殺すこと。兄のことを妄想すること。
かわいい髪飾り集め。料理。ひなたぼっこ。
性格:底抜けに明るく、そして、残忍な性格になってしまった。
その戦闘する姿は、まさに小悪魔。
『悲哀』に所属しているはずの兄を純粋に慕っており、探すため単独で行動している。
基本的に、戦闘中も性格は変わらない。
備考:かつては、これほど残忍な性格は持ち合わせていなかった。
カオスとロウの戦いに巻き込まれた際に、目の前で両親が消滅したのを目の当たりにし、感情の爆発が起きて性格が破綻してしまったからだ。
その時、聖が助かったのは『覆滅』のおかげ。
カオスとロウと戦えると『覆滅』が言ったところ、笑いながら、契約を結んだ。
そのときにはもう、悲しみなど、当に通り越していた。
そして、彼女は最愛の兄を探すため、今日も邪魔する輩を撃滅していく。
慈悲のない笑顔は、まだ見ぬ兄に向けられるもの。
巨大な戦斧を片手に、暴れまわります。
- あははっ、今日もいっぱい殺したねぇ。
そうよ、あなたを邪魔するものは、すべて壊せばいい。
向かってくるのは、みんな敵、敵、敵よ。
敵は、みんな倒さなきゃダメ。
お兄ちゃんにあいたんでしょ?
それまで、あなたは消えるわけにはいかない。
ううん、消えちゃダメなんだよ。
あたしは、それを叶えれる力をあなたに分け与えることができる。
そして……必ず、絶対、最後には、あなたの心、戻してあげるからね。
それまで、あたしが一緒に敵を『覆滅』し続けてあげるから。
永遠神剣第三位『覆滅』
形状:160cmを誇る、銀の輝きをもった巨大な両刃のアックス型神剣
性格:戦闘好きで、戦闘狂で、主人のことを最優先に考える。
感情の劇的な変化を感じ取り、その人の前に現れる。
持つものの願いを叶えるべく、目の前に立ちふさがるすべてのものを『覆滅』する。
人称:自分「あたし」、聖「あなた」、他人はだいたい「敵」もしくは「あなた」
特殊能力:聖の感情の昂りが最高潮に達したときに放たれる『白銀の覆滅』。
その攻撃範囲は広く、辺り一面を荒野に変えるほどの威力と範囲を持つ。
神剣魔法は主に雷撃系のものが得意。
とはいっても、間接攻撃タイプではなく、『覆滅』を直接当てて効果がでる。
力の強さを調節することができ、大体神剣第六位ほどまで落とすことができる。
これにより、聖の見た目とあいまって相手の油断が誘えたり、疲れの取れる早さも位が高くなれば高くなるほど早くなるので、疲れたときは第五位〜第六位まで抑えている。
第三位なら聖よりも大きな両刃のバトルアックス型。
第四位なら片刃の戦斧型。
第五位なら刃の部分が消え、バトルハンマー型。
第六位なら短いショートスピア型といった感じ。
第五位まで落としたとはいっても、並みのエターナルだったら相手にできるほど潜在能力が高い。