メサ? (2005-10-07 (金) 14:45:21)
正直、トマリはうんざりしていた。
訓練もなし、移動も情報も決まりきったルーティーンの行動のみしかここ一週間ゆるされていない。いいかげん気が狂いそうなのだ。
「やあ、ごきげんいかがだね。トマリくん。」
気付かないうちにそれまであったことのない、事務員のような男がマイルームのドア越しに立っていた。いいかげん見慣れた看守が脇に控えている。
「・・・・・あんたは?」
「そういうのは自分から名乗るのが筋、といいたいところだが君の事はよく知っているよ。」
「俺の質問はどうなったんだ?」
含み笑い。
「ふむ。君に遭うのはこれで最初で最後になるだろうから別に言わなくてもいい事なんだが、わたしはミラーと呼ばれている。君を向こうに吹っ飛ばす計画をを任されているものだ。」
真打登場。
「で、そのあんたが何の用だい?」
「ふっとばしにきたんだ、きみを。」
メサ? (2005-10-05 (水) 14:04:32)
「・・仕上がりはどうだね。」
座り心地のよさそうな大きな肘掛け椅子の置かれたオフィスでと小太りの小男は大して興味もなさそうに尋ねた。
「おおむね上々、という所でしょうか」
資料に目を落としながら、相手の男は答える。ホワイトカラーのような格好をしているが目の奥の光は鋭い。
差し出された資料を受け取りながら小男は含み笑いを浮かべた。
「・・トマリ・ノード。28歳。情報管理課所属、異動経験はなし。訓練学校では一般訓練課程と・・ほう、訓練任務にも参加か。」
「ええ。それが」
「タイムマシン事件、か。奇遇なものだな。」
それがすべての元凶なのだ。あの不注意と怠惰がもたらした労力は大きかった。・・・そのおかげで此処まで上ってくることができたのだが。
「トマリは訓練を終え、現在は完全隔離の状態におき、監視中です。」
「送るのは?」
小男は男に背を向けながら尋ねた。
「・・・・いつでも、オスカー室長。」
答えると振り返って、
「よろしい。明後日送ることにしよう。」
笑っていた。趣味の悪い靴の飾りが光っていた。
(2005-10-05 (水) 02:34:50)
薄暗い石造りの廊下を重そうな甲冑を纏った兵士が駆け抜けていく。
鈍い夕日の陽光が差し込む射掛け窓からは怒号と悲鳴が聞こえてくる・
つまずき、よろめき、倒れこむようにして奥の奥の部屋に転がり込む。
「・・・・っつ!現在、敵勢力参番門攻略中!二番騎兵隊全滅、正面防衛部隊撤退中!・・奴等、異常です・・たったあれだけの手勢で・・・。」
報告を受けた老齢の将は双眸をふせたまま聴き入るとやおら腰を上げ、周りの将に
「いまや進退窮まり、無念ではあるが御大将を護って撤退するしか手はない、殿軍は私がつとめます。諸将は活路を・・・」
「ならん!」
すっくと立ち上がって大喝したのは屈強な武将の中にあって一段高いところに座った、一段と小さな 小娘 であった。
「撤退に次ぐ撤退!これの撤退は状況の好転の何のきっかけにもならない。国の礎は地だ。これ以上後退すれば・・」
「ではもしあなたという王、信じるもの失った国はどうなるというんですか。」
静かだが語気には気迫。こうする他はない、というなによりの説得だった。
唇を噛み、ともすれば激情として噴出しそうな悔しさをこらえる。
それは居並ぶ武将とて同じ事。石になったように床を見つめる者。
カチカチと鎧を震わせるもの。いろいろな表情である。
老将は大刀の鞘を払って、
「・・・・では、後はよろしくお願いします・・・」
そういって涙をながす小さな君主を一瞥をくれた時。
轟音 地響
「!?何事だ!敵か?」
「申し上げます!敵集団中にて火の手。直後不明集団が出現、強襲。現在交戦中です。」
「戦況は!」
「互角以上ですっ!では!」
「一体、何者だ・・?」
歓声が沸き起こる―
メサ? (2005-10-01 (土) 03:32:12)
目覚めてからは訓練の日々・・・・・格闘・射撃・弓・槍・ナイフに始まり、詐術・演技まで叩き込まれた。(ここで戦闘のチュートリアル・街中の進行の仕方とか)
デスクワークのみしか受け付けない体には少々きつかった・・
寝食は狭い営倉風の部屋だった・・どっちかといえば獄舎に近いが。
一見ただの小汚い部屋だが一応これでも情報員の端くれ。
・・・見た目にそぐわない高度な監視体制がしかれていることはなんとなく判った。
本気だ。
このばかげた世界観と計画は実にマジに進んでいる。確信を得るまでは新手の抜き打ち訓練かとも思ったが今はその線は消えたと思っている。
・・・これからどうなるか・・・・
訓練の終了が告げられたのは始まってからわずか一ヵ月後のことだった。
カンをとりもどす、というか新たに覚えるには短すぎる。
メサ? (2005-07-14 (木) 21:12:56)
キャラ作りに参考になりそうなものがあったので・・・どうしよう。
むきりょくかん。 フリゲ
で検索して・・ごめんにぇ・・へたれで
メサ? (2005-07-14 (木) 21:09:19)
うん。なにをしようとしてるかは下に書いたYO!
なぜ選ばれたか、については
・人手不足
・過去に関連がある
・向こうにリンクしている人がいる、もしくはわかっている
かな
メサ? (2005-07-09 (土) 00:05:07)
俺は思案をめぐらせる。が。行き着く先はよく分からない計画に首を突っ込むのか、それとも、死かのみ。
「選択権はあるようで、無い。」どうやら暗闇でよくわらないが笑ったようだ。くそが。見透かされたようだ。
「君には訓練が必要だ。腕も当然なまっ・・・」
「待て!俺はまだ返事はっ・・!!」
刹那、小さな痛み。意識が飛ぶ。
・・ヤクか・・・
それが覚えている最後だ。
・
「だから、選択権は、無いんだよ。」
mesa? (2005-07-08 (金) 23:47:30)
繋がりは一人で。あと向こうで戦争を起こそうかと思うんですが、
兵器面とかはどうしようね
mesa? (2005-07-02 (土) 21:11:41)
二つの世界のリンクについて
例えば向こうで人が死ぬとこっちで何人かが体調を崩したりする。向こうで戦争が起こるとこっちで疫病がはやったりする、感じかね。
mesa? (2005-06-30 (木) 00:21:16)
そこで「別世界」行きを告げられる。目的は敵対相手の重要人物の関係する「別世界」の人物の抹殺・拘束・傷害。それで均衡を破ろうとする魂胆らしい。しかしこの技術は敵対国にもあるらしいこと。よって妨害も考えられることなどもあってもいいかもね。あと向こうでの活動が実は本来の目的とは違ってこっちに害をもたらしていたとか、クーデターに利用されたとか。ラストはまだ決めてません。ちなみに主人公は自分の戸籍・など、つまり存在を人質にとられているという設定かな。バックグラウンドにその戸籍がないといきていけないみたいなのもありかと。本日はおわりかな。質問どうぞ
メサ? (2005-06-29 (水) 23:48:31)
それで主人公はどうしろというんだ!と問う。集団はここでもう一つの事実を告げる。「返事をしたということは君は今の独り言を聞いていたんだ。最高機密なんだが・・・唯では帰れないな」迂闊を攻める主人公。
メサ? (2005-06-29 (水) 23:33:03)
もちろん大した重要度も無かった。自分も含めたすべての人の記憶から消えた。問題はなぜ今懐かしの現場仕事が出てくるのかということだ。そこで最後の行が読み上げられた。「この事件は我々が取り扱うべきかも疑わしく、報告書を作る段階においても信憑性は限りなく薄い。」主人公はかすれたタイプの字まで思い出せた。そこでこの事件は半分は本当だと告げられる。事件の幕は研究者の失踪で降りたことになっている。半分とはある研究者がある組織に変わったものを持ち込んだという点だということ。
しかしそれはタイムマシンではなく通称「別世界」に飛ぶ機械だということ。そこが違っていて、君の知らないことだと。
そしてその器械を使い、どうやら「別世界」とこちらは多かれ少なかれ繋がりがあるらしいということを突き止めたと、集団:組織は語る。
mesa? (2005-06-29 (水) 23:14:40)
尋ねる間もなく詳細は語られる。今度の行く先はこの世のどこでもない、と。そこで突拍子の無いせりふが飛んでくる。「君には別世界に行ってもらう。」と。訳のわからないことを!と応じる主人公だが相手は実に真剣。本当に混乱の中の主人公だが、そこに一冊の薄っぺらい小汚い報告書が渡される。一昔前タイムマシン騒動とか名前をつけ、タブロイド誌が騒いだ事件のものだった。詳細はイカガワシイどこぞの研究者が軍にもちかけた器械こそが「タイムマシン」ではないかというものだった。見る間でもなく詳細は分かる。これを担当したのは主人公だった。唯一の現場仕事だった。工作も、情報収集もほとんどがデスクでできた現場仕事だった。
mesa? (2005-06-29 (水) 22:57:23)
まずいくつかの事実を知らされる。自分の車がスクラップになったこと。交通事故起こしたことになっているということ。自分は大怪我を負って病院で生死を彷徨っていることになっているということ。訳がわからない主人公は多くは語らないが、混乱の渦に中。そこで初めて集団はじぶんの所属する組織だと知らされる。訝る主人公に一言告げられる。「君は今や生死を握られた存在なんだよ。」つまり今から話すことに同意しなければ、戸籍やそのたもろもろごと命を失う事になる、と。反発はできない。いくつかの鉛玉がとんでくる。
mesa? (2005-06-29 (水) 22:30:23)
まず主人公は折り目正しい(笑)情報員。ただしデスクワーカー。男で。特に国籍とかどこの国とかは指定なし。時代背景は冷戦チックに。要するに80年代かな・・。アイデアもらった。雰囲気的には少しレトロ。兵器とかも。まず主人公は簡単な地域出向を命じられる。出先で強制的に正体不明な集団に身柄を拘束される。オウケイ?
めさ? (2005-06-29 (水) 02:56:45)
主人公及び登場人物の性別とかその他
下同
めさ? (2005-06-29 (水) 02:53:22)
イツごろがいいのか
意見よろ
masa? (2005-06-29 (水) 02:43:33)
あとあとからどんどん「あの時」が大きくなるような・・感じ?
あんまり支離滅裂にはしたくないんですが・・如何に?
めさ? (2005-06-29 (水) 00:49:39)
書くけど
mesa? (2005-06-29 (水) 00:38:49)
おk