コラム / 置換ツールを作ろう / 7



前回、これらの型はクラス だと 言いました。
クラスというのは何かといいますと、
変数とか関数を一まとめにした定義
といった感じ。
複数の要素をセットで持っている型 なのです。
引き出しには一つのものしか入れられない、と書きました。
しかし、クラスでは、
「複数の引き出しのセットを一つの物とみなす」
ことになります。

obj.png

まぁ、クラスは、処理と変数をセットにしたもの。
とだけ解っていれば大丈夫です。
残念なことに、クラスは定義するだけでは使えません。
「引き出しそのもの」だけしか定義できないのです。
実際にクラスを使うには、
「引き出しの中身を作り出して、引き出しにハメてから使う」のです。
この中身のことを、 インスタンス と言います。
引き出しの中身を作ることを、インスタンスを生成する とか言います。
もう一つ残念なことに、クラスは使い終わったら片付けないといけません。
これを、インスタンスを解放する とか言います。
廃棄する だったかもしれません。まぁそういう言葉はどうでもいいんですよ。
もともと英語なんだし。(嘘ですごめんなさい
片付けないと、メモリー というのを使いっぱなしになってしまいます。
アプリケーションを終了すれば、自動で片付けてくれるのですが、
アプリケーションを終了するまでに、必要、不要となるたびに、
生成、解放するのが約束です。

ins.png

んじゃぁ、さっそく次で、さっき定義した二つを、
生成、解放コードをかくとしましょうか。