チェアの調節について


チェアの調節

(一般的な目安であり、必ずしも最良であるとは限りません)


■座面高の調節
 座面の高さは、座った状態で膝が自然に90度となるように調節するのが一般的で、これは身長の4分の1の高さになると言われています。ただし、座面は座ると何cmか沈み込みますので、メジャーで計って2〜3cmぐらい高めに設定するのが良いでしょう。座面を低く出来ない場合は足置きやスリッパを踏んで調節します。
 机の高さとの関係では、机面高と座面高の差は身長の6分の1となるのが良いとされていますが、日本の机だと実際には机面は低い事が多くなるでしょう。机にあわせて座面も低く設定するのであれば、足を前に投げ出せるようにするなどの工夫が必要になるでしょう。(アトラスのようにはじめから超後傾・低座面で設計されているチェアもあります)


■座面奥行きの調節
 座面は、深く腰掛けた状態でも膝裏と座面の端の間に指が2,3本入る隙間があるよう調節すべきです。ここに隙間がないと足の血流が悪くなってしまいます。


■背もたれの調節
 背もたれは機種による違いが大きい部分ですが、背もたれの役割が腰椎を中心とする背骨のサポートであるということを考えると、背筋を伸ばして座ったときにベルトの位置から肩までが背もたれと自然に当たるように高さを調節すべきです。一般的にはへその裏側(第3腰椎)が背中で最も凹んでいる場所なので、背もたれの最も出っ張っている部分がここの少し下に当たるように調整するのが良いでしょう。
 その上で、アガタのように背もたれの形を変えられるとか、プリーズのように上下分けて反力調節できるといった調節機構を活用すれば良いと思います。
 しかし、背筋を丸めて座ってしまうとどんな素晴らしいチェアであっても腰や背中のサポートにはほとんど役に立たないという事をしっかり記憶しておくべきです。(逆に優れたチェアというのはそうならないように様々な調節が出来たり、良いクッションを配置しているわけですが)


■ロッキングの強さ調節
 ロッキングの強さ調節は個人個人の使用目的・使用方法に合わせて設定するのが一番ですが、ある程度体重をかけて背もたれを倒す人が多いと思いますので、あまりに柔らかくし過ぎるのは避けた方が良いでしょう。


■アームレストの調節
 アームレストは一般的に、背筋を伸ばした状態で肘が自然に90度になるように高さを調節すべきとされていますが、これは机の高さや作業の種類、キーボードの形状などで最適な設定は変わってくると思いますので、試行錯誤しながら設定するしかないように思います。


■ヘッドレストの調節
 ワーキングチェアでは、ヘッドレストは休憩時などに一時的に使用するものとして設計されている事が多いと思います。(もちろんアトラスのような例外はありますが)
 無理に常時ヘッドレストを使おうとすると、かえってチェア全体のバランスを崩す事にもなりかねないので、リラックスした姿勢で頭に当たるように高さや角度を調節するのが良いでしょう。