六門世界 / 純真なる竜皇


純真なる竜皇(SS)


「我求めるは純真なる竜皇*1。来たれ、クリア・イノセント!!」
「やっほー。呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん、なんちゃって」
 ゲート*2が出てきたのはやけに明るい、少女とも取れる若い女だった。
「あ、あの。失礼ですがあなた様は本当に竜皇様ですか?」
「うん。私は無色の竜皇クリア・イノセントだよ。で、君は誰?  普通自分から名乗るものだよ?」
 本物らしいが使えるかどうか信じ難い。まあいいだろ。利用できるものは利用するまでだ。
「こ、これは失礼しました。私はこの国の第1王子でヴァイスといいます。」
「でそのヴァイスが私に何のよう? 用件によったらただじゃすまないよ?」
 呼びつけだと!? ま、まあいい。やつを殺すまでの辛抱だ。
「実はこの国の第2王子であるティルを倒して欲しいのです。やつは召喚術を悪用して悪さをするんで民衆も困っています。しかも王を操り、この国を乗っ取ろうともしてるんです。」
「む、それがホントならどうにかしないといけないけど・・・」
「本当です。私が王として向いてるとは言いませんがやつが王になるよりはましだと思います。お願いです。やつを倒してください。」
「むぅ。君、嘘ついてる。」
「え。な、何を言うんですか!?」
「第一に召喚術を悪用しているのは君。民衆にその子(ティルだっけ?)がしているように思わせているだけ。第二に王は操られていない。王は自分の意思でその子を後継者にしようとしているし、君はそれを知っている。第三に君は自分が王にふさわしくないと思っていない。逆に自分こそ王にふさわしいと思っている。」
「な、何を証拠にそんなことを!!」
 ヴァイスがそう問うと少女の纏っている空気が一瞬にして変わった。
 先ほどまでのどこかおちゃらけた雰囲気ではなく、竜皇と呼ぶにふさわしい厳格な雰囲気に……
「私の色は純真なる透明。何色にも染まらぬがゆえにその真理を知る色。それに私は心理の鏡。真実を映す私に偽りは通じない。そして偽りは滅びの道標。愚かな嘘に私が滅びの道を指し示す。嘘は嘘へと帰えっちゃえ!!」
 その祝詞と共にヴァイスと名乗ったものは塵となって消え去る。あたかもその存在自体が嘘であったかのごとく。



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*1 別名:ハイランダー。六門世界において最強の竜族と言われ、普段は人化の術を用いて人型をとっている。
*2 六門世界では召喚獣はゲートと呼ばれる魔法陣から召喚されます