Doc / menc-feat-selecting-input

13.2. 入力ファイル/デバイスの選択 †

MEncoderはファイルからエンコードする事も、DVD や VCDディスクから直接エンコードする事もできる。エンコードするにはコマンドラインにファイル名や、dvd://titlenumber 、 vcd://tracknumberを打ち込む。
既にHDにDVDをコピー済みで（dvdbackupのようなツールは大半のシステムで利用できる）、そのコピーをエンコードする際もdvd://書式を使い、 -dvd-device オプションに続けてコピーのDVD rootへのパスを打ち込む。
-dvd-device と -cdrom-device オプションは、デフォルトの /dev/dvd や /dev/cdrom がうまく動作しなかった際に、ディスクから直接読み込む為にデバイスノードへのパスを指定するのにも使える。

DVDからエンコードする際には、エンコードするチャプターやチャプターの範囲選択が欲しい事もある。この場合は-chapterオプションを使おう。例えば、-chapter 1-4でDVDのチャプター1~4だけをエンコードできる。これは特にCD２枚、1400 MBに収めたい場合などに重宝するだろう。というのは、こうすれば分割点は必ずシーンの真ん中ではなく、チャプターの区切りになるからだ。

MEncoderがサポートするTVキャプチャカードがあれば、そのカードからの入力をエンコードする事も出来る。ファイル名としてtv://channelnumberを使い、様々なキャプチャ設定は-tvで行う。DVB入力も同様だ。