《産卵科病棟》


《産卵科病棟》(さんらんかびょうとう)

カードデータ


カード名産卵科病棟効果:
このカードがスクエア以外からスクエアに置かれた時、あなたは自分の手札にあるユニットを1枚まで選び、ゲームから取り除く。
このカードがスクエアから墓地に置かれた時、あなたはこのカードの効果でゲームから取り除かれたユニットを1枚選び、このカードがあったスクエアと同じラインの自分のユニットのない自軍エリアのスクエアにフリーズ状態で置く。
属性-
種別ベースタイミングクイック
使用コスト青1無1


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
IV-2IV-2 057/105Uncommon?-GOKUTEN?


解説

 IV-2 禁じられし邂逅にて登場した、軽量?ベース?
 間接的なコスト踏み倒し能力を備える。

 やや回りくどいが、多くのユニットコストを踏み倒して展開できる魅力の詰まった1枚。
 このカードのCIP時に、自分の手札に存在するユニットを1枚除外し、このカードが墓地送りになった際にこのカードの効果で除外したユニットをこのカードがあったラインの自軍エリアフリーズ?で置く。
 除外するユニットにも一切コスト制限が無く、基本的に制限らしい制限は一切無い。
 そのためこのカードを破棄する手段さえ用意できれば、ありとあらゆるユニットの早期展開へと繋ぐ事ができる。
 また、このカードを破棄する手段は多いと言って良い。
 《マッド・ティーパーティー》のような特化したカードならばアドバンテージを生み出しつつ大型?を繰り出せる。《ジャック・オー・フロスト》のようなユニットでも問題無い。
 専用のカードを使う以外にも自分から《ソーラービーム・サテライト》などのベース破壊カードを使っても良いだろう。
 《融解戦鬼灼熱王》《レディ・ラスト》などからでも順当に使いこなせ、補給?という観点からも非常に強力なシナジーが見込める。

 上手く使えば最速2〜3ターンでユニットが飛び出してくるカードであり、当然このカードで狙いたいのは大型?ユニットになる。
 《機械竜エスティタート》のように対処が困難なものでも良いが、《断裂の魔氷クレバス》のようなCIP時に強力な効果を誘発するユニットでも問題無い。
 それ以外にも、ベース破棄ギミックを入れるだけで良く、特定の大型?に依存したコンボデッキに採用される事もあるので汎用性は非常に高いといえる。

 ベース破棄を行うギミックとの併用が大前提なので、このカードを使う上ではいくつか専用カードとの組み合わせから事故の原因とするのは避けよう。
 上手く構築できれば対処がし辛いカードとして機能するが、対処できないカードでもないという事を念頭に置いておきたい。
 まず一番に対処されやすいのはこのカードをプレイなりして、手札からユニットを除外するスタックが乗った時。これに相手がベース破壊の効果を乗せると、手札のユニットを除外する前に破壊されるため、ユニット展開はできない。ただし、除外するのは1枚「まで」なので、この場合は除外しなくていいだろう。(後述で補足)
 バウンスを貰っても、実質的に機能しなくなる。
 また、《失恋の痛み》を初めとするハンデスでユニットを落とされても機能しにくくなるので注意しよう。

 だが、やはり最速行動を行えば、妨害を貰う恐れもほとんど無いので比較的安全なカードではあるのは間違いない。コストだろうが効果だろうが墓地に送れば問題なくユニット登場まで繋げられるのが大いなる魅力だからだろう。
 スタックされて破壊されると痛いが、先にこのカードを置いておけばベース?破壊を相手が迂闊に使えなくなるので、こちらとしては補給?持ちカード達を安定して活かせるようにもなるなどの効力を生み出してくれる。
 ベース?を置く事ができなくなる《電脳神の聖地》にスタックしても使えるので、スタックの積み方次第では相手の行動の上を行く事もできるだろう。
 色拘束も問題ではないものなので、多色にも難なく投入可能。除外はCIP発動なので《悠久の回廊》で使いこなすなどの工夫もできる。
 かなり安全かつ実戦的なのは《大巨人ゴッドファーザーJr.》との組み合わせ。これがあれば相手からの妨害を貰う手段も限られる上にユニットを簡単に場に増やせるため詰めろにも持っていくことができるためだ。

 単体でも軽く、非常に強力で可能性のあるカードであり、上手く使えば脅威。
 このカードを使いこなす事ができれば一気に勝利に近づけるので、是非重いデッキやコンボデッキのお供に採用してやろう。

  • このカードの細かい補足として。
    簡単に、このカードはCIPで手札のカードを除外?する効果が誘発する。これは《竜皇帝アルィンド》火力を誘発するのと意味はほぼ同じ。
    つまり、《産卵科病棟》の手札のカードを除外?するタイミングはCIPして置かれた時に誘発するものであり、別段置かれる時にコストとして宣言する云々などの話ではない。効果解決して手札を除外するまでは場に残っておかなければならないという話である。(《墓堀公クローゼ》が効果解決まで生きていなければ結果が出せないというのと少し似ている。)
    いわゆるCIP効果であるが故に天敵が多く、またユニット登場条件の関係上から スタックの乗せ方により対処されてしまいやすいのだ。その細かい実戦例を参考として。
    • 手札から《産卵科病棟》をプレイしたと仮定する。→《産卵科病棟》が無事ベーススペース?に置かれる。→《産卵科病棟》がベーススペース?に置かれCIP時の手札除外が誘発。(この際まだ除外されていない事に注意)→相手がその除外効果にスタックし、《ソーラービーム・サテライト》起動。→スタック解決へ、《ソーラービーム・サテライト》が置かれている《産卵科病棟》を破壊→次のスタック解決。《産卵科病棟》の手札除外に入るが、《産卵科病棟》自体が無い=除外したユニットが出せないので手札除外は意味が無くなる。手札除外0枚を解決。→解決終了。

      ちなみに例としては場を離れるものだったら何でも同様の妨害を受けるため、プレイしても手札のユニットを除外しきるまでは安心しないように。また、除外しても墓地に送られなければ意味が無いのでバウンス?その他の類にも注意を怠らないようにしよう。

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