【回答】
船はその海域に留まることができますが,航空機は通過するだけです.
この違いは大きく,ある海域を航空機で哨戒しようとするならば,何機もの航空機を同じルートに飛ばす必要があります.
当然それには多数の航空機と熟練搭乗員(短期洋上哨戒だからね),莫大な量の燃料,十分な支援能力が必要となります.
その上,仮にそれを実行しても,その海域を常時監視できるわけでもないです.
では,機動部隊決戦などで行われる航空偵察はというと,この場合,事前の活動で敵艦隊が存在するかどうかは,ある程度掴めているので,かなり違います.
つまり,おそらく存在すると思われる敵を見つけるために,短期的に集中して飛ばすのと,いつ,どこから,来るかどうかもわからない敵を見張るために飛ばすのでは,効率がまるで違います.
対潜哨戒の場合も,潜水艦の出没しそうな(これは予測できるし,突然やってくる敵艦隊と違い,常時そこに存在する可能性が高い.)場所を集中して行うから効果があるのです.
問題は,「敵機動部隊が接近中」ということに気づかなかった情報部,あるいは,気づいてもその情報をいかせなかった司令部の方にあるのです.
なにせ,司令官は釣りに行っていたそうですから (´ー`)y-~~~