免疫
免疫学 平成３年度本試験
１． CD8陽性CLT（キラーＴ細胞）の産生段階と標的細胞破壊について書け。
前述（平成１０年度大問２参照）
２． 補体活性産物の機能発現機序について説明せよ。
補体の経路は抗原抗体複合体、またはCRP、MBLから始まる古典的経路とC3bから始まる副経路に分けられる。補体のカスケードの結果、MAC(C5b6789)、C3b、C5aができる。MACは溶菌作用を持ち、微生物の細胞膜に穴をあける。C3bは微生物の表面に沈着し、Mφによる貧食を促進（オプソニン化）C5aは好中球走化性因子。
３． 免疫系において多様性及び多型性創設の分子的構造面とその意義について簡明に述べよ。
前述（平成１１年度大問１、平成９年度大問４参照）
４． 抗体分子とＴ細胞抗原レセプターの構造について書け。
前述（平成１１年度大問１参照）
５． Ｘ連鎖免疫不全症を３つ挙げその原因となる構造について述べよ。
前述（平成１１年度大問４−（１）参照）
平成２年度 Ｍ１免疫学特別講義試験
１．�〔髪屮哀蹈屮螢鵑�よびＴ細胞抗原レセプター分子の構造とそれらの遺伝子構造を述べよ。
前述（平成１１年度大問１参照）
�¬髪岾悗任いΑ屮�ローン」とは何か、リンパ球クローンについて詳しく説明せよ。
免疫学でのクローンとは共通に前駆細胞より由来する細胞集団である。
リンパ球はその発生過程で、それぞれ固有の抗原レセプターを持つリンパ球となり、その数は膨大にある。あるリンパ球のレセプターに、特異的抗原が結合し、細胞増殖が活性化されると、これと同一の細胞、すなわちクローンがつくられる。これをクローン選択説という。
２．免疫応答系におけるHLAの役割、意義について述べよ。
前述（平成４年度大問１参照）
３．�．▲譽襯�ーを４つのタイプに分類してそれぞれの発生機序について簡単に説明せよ。
アレルギーの定義…「本来なら無害であるはずの抗原に対する免疫反応によっておこる疾患」
�儀拭�IgE、Th2によっておこる。可溶性抗原に対して肥満が活性化され、脱顆粒がおこる。→アレルギー性鼻炎、喘息、全身性アナフィラキシー
�況拭�IgGによっておこる。細胞表面や間質の抗原に直接反応することで、食細胞、NK細胞による組織傷害がおこる。→ペニシリンアレルギー
�祁拭�IgG抗体と可溶性抗原とによる免疫反応で血管などが傷害される。→血清病、アルツス反応
�厳拭庁垪挧Δ砲茲襪發里如�Th1による炎症反応過剰（接触性皮膚炎、ツベルクリン反応）とCTLによる細胞障害（接触性皮膚炎）がある。
�¬髪嵌娠�が発現する際のエフェクターを３つ挙げ、各々についてその機能発現の様式について簡単に
説明せよ。
CTL（Tc、キラーＴ細胞、細胞傷害性Ｔ細胞）とヘルパーＴ細胞のTh1、Th2のこと。前述。
免疫学平成元年度本試験
１． HLAの多様性の意義について書け。
前述（平成４年度大問１参照）
２． リンパ球多様性産生の機序について述べよ。
前述
３． サイトカインの種類を５つ以上挙げ、それぞれのサイトカインの生物活性を簡単に述べよ。
前述
４． 抗原提示のブロセスについて説明せよ。
前述
５．胸腺の中心的な役割について述べよ。
胸腺はＴ細胞の分化と成熟の場でありMHC拘束性と自己免疫性の除去が行われる。
プロＴ細胞→プレＴ細胞→未熟Ｔ細胞は被膜下領域で
ポジティブセレクションは皮質で（皮質上皮細胞のMHCと結合）
ネガティブセレクションは髄質皮質境界領域で（樹状細胞による）
リンパ管に入り末梢へ移行
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