次の各文の空欄に当てはまる語句を、下の語群から選べ。
・鼻涙管は（c.下鼻道）鼻道に交通する。
・前篩骨洞、上顎洞、前頭洞の開口数と鼻腔の交通路によって形成される部位を（f.Ostiomeatal complex）という。
・鼻出血の好発部位は（e.Kiesselbach部位）と呼ばれる。
・慢性副鼻腔炎では、薬物療法は（h.マクロライド系抗生物質）の少量長期投与が有効で、手術療法は（j.内視鏡的副鼻腔手術）手術が主に行われる。
・副鼻腔嚢胞では術後性（l.上顎洞）嚢胞が最多で、後篩骨洞嚢胞と（m.前頭洞）洞嚢胞では視力障害で発見されることがある。
・アレルギー性鼻炎は（o.�儀拭坊織▲譽襯�ーで、３主徴はくしゃみ、水性鼻汁、（r.鼻詰まり(鼻閉)）である。
・嗅覚障害の臨床分類は、（v.呼吸性）嗅覚障害、末梢性嗅覚障害、中枢性嗅覚障害に分けられる。
副鼻腔は(上顎)洞、篩骨洞、前頭洞、(蝶形骨)洞からなり、(上顎)、前頭洞、前篩骨洞が開口する重要な部位を(篩骨漏斗)と呼ぶ。 鼻涙管は(下)鼻道に開口している。単純X線検査ではCaldwell法はとくに(篩骨洞)洞、前頭洞の観察に、Waters法は(上顎洞)洞、前頭洞の観察に優れている。
鼻出血の好発部位は(鼻中隔)の前方にあり(キーセルバッハ)部位と呼ばれる。 アレルギー性鼻炎の三主徴はくしゃみ、水性鼻汁、(鼻閉)で、病因抗原の検出として皮膚反応、鼻粘膜誘発反応、抗原特異的(IgE)抗体測定法がある。慢性副鼻腔炎の治療として(マクロライド)の少量長期投与が有効である。(血管収縮薬)は(篩骨漏斗)を開大し、換気と排膿により慢性副鼻腔炎を治癒に導く。副鼻腔嚢胞では(術後性上顎嚢胞)が最多であり、また(上顎)洞と後篩骨洞の嚢胞では視力低下をきたすので注意が必要である。
【2-2】次の空欄を適切な選択肢で埋めなさい。
（１）右眼球に野球のボールがあたって、鈍的骨折をした。もっとも骨折した可能性が高い部位は、眼窩の（b.下部）である。
＜解答＞ b.下部：眼窩吹き抜け骨折(眼窩内圧が上昇し壁の薄い眼窩底が骨折)が多い
（２）毎年３月ごろになると、鼻汁、鼻閉、くしゃみがひどい。原因として最も可能性が高いのは、（c.スギ）である。
＜解答＞ c.スギ：スギは春、ブタクサは秋、イエダニ/ハウスダストは通年性
（１）皮膚のlineにはwrinkle lineとcontour line，［relaxation］lineがある。
（２）組織移植法として主軸血管型皮弁の代表的なものにＤＰ皮弁（筋膜皮弁）、［筋皮弁］などが挙げられる。こういった血管形態の解明により、有茎皮弁だけでなく、最近は微小血管（血管神経）吻合技術を利用した血管柄付［遊離組織移植］も利用されている。
（３）口唇裂は形態の異常だけでなく、［口輪筋の走行］の異常を伴っている。
（４）口蓋裂は口蓋帆挙筋の走行異常ばかりでなく、［口蓋帆張筋］筋の機能にも影響を与えて、耳管機能の低下を招いている。
（急）性中耳炎は、上気道感染に伴い、鼻咽頭腔から耳管への伝播によって生じる。これに連続して、中耳炎の換気不全を本態とする（滲出）性中耳炎が続発する。換気不全は、中耳炎の遷延状態で耳漏をともなうことのある（慢）性中耳炎や、骨破壊を生じ、重篤な合併症をひきおこす（真珠腫）性中耳炎のback groundである。
(1)皮膚の自然に生じる線にはwrinkle line, contour line, (relaxation line)がある。
(2)皮弁にはrandom pattern flapと(axial pattern flap)があり、後者の代表的なものに、筋膜皮弁( )などがあげられる。
(3)口唇裂は(口輪筋)の走行異常を伴う組織欠損である。
(4)口蓋裂は(口蓋帆挙筋)の走行異常があり、口蓋帆張筋の機能にも影響を与えている。
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