腎・高血圧 / 卒試 / 泌尿器科


腎・高血圧

<泌尿器科> 【1】膀胱尿管逆流(VUR)について正しいものを2つ選べ。(2004概説 泌尿器1番と同一問題) 1小児では自然消失することがある 2末期腎不全に至ることはほとんどない 3高齢女性に発見されることが多い 4患者管理においては尿路感染の合併に注意を払う必要がある a.12 b.23 c.34 d.14 e.13 (解答)d(E72,11/28) 2・・急性腎盂腎炎を繰り返し、最終的に慢性間質性腎炎の原因となる 3・・一般的に小児にみられる、成人では大部分が女性 【2】正しいものを2つ選ぶ a.VURに伴う腎障害の評価に腎シンチグラフィーが有用である b.VURを確認する方法として排尿時膀胱造影が有用である c.VURの約9割が腎瘢痕を形成する d.尿管口の形態とVURの重症度は関係しない。 (解答)a, b(E72,11/28) c・・否定する文章はみつけられませんでしたが、高すぎかと d・・尿管口の形は重症度と相関する 【3】正しいものを2つ選ぶ a.VURに合併する尿路感染症の起炎菌としてはグラム陽性菌よりもグラム陰性菌の割合が高い b.尿路感染がコントロールされていないVURでは腎盂腎炎を頻発することがある。 c.逆流性腎症の重症度を判定する上で蛋白尿の出現は指標にはならない d.VURに伴う腎瘢痕は多くの場合、成人にてはじめて出現する。 A(1,2) B(2,3) C(3,4) D(1,4) E(1,3) (解答)A(E72,E78,11/28) c・・蛋白尿の出現は糸球体障害を示唆しており、逆流性腎症がかなり進展していることを示す d・・出生前診断でもVU患者の30〜35%に腎瘢痕がみられる

泌尿器科 1.膀胱尿管逆流現象(VUR)について正しい組み合わせを選べ。 1.gradeの低い小児のVURは自然に消失(治癒)することがある。 2.末期腎不全にいたるものはほとんどいない。 3.高齢女性に多い。 4.腎機能温存には尿路感染症予防が重要である。 A.1,2 B.2,3 C.3,4 D.1,3 E.1,4 <解答> E <解説> 1)○ 2)放置されれば腎不全に陥る 3)大半は原発性VURで先天性のものが多い=小児に多い 4)○

<泌尿器> 全3問 1.正しい組み合わせを選べ。 1)膀胱尿管逆流(以下VUR)は高齢男性に発見されることが多い。 2)小児VUR症例では、VURが自然消失することがある。 3)VUR患者の管理においては、尿路感染の合併に注意する必要がある。 4)VUR患者が末期腎不全に進展することはない。 A(12) B(23) C(34) D(14) E(13) 解答.B 1)× 小児に多い。 2)○ gradeI,IIの80%以上で期待できる。 3)○ 腎機能保存のためにも必要。 4)× ある。 2.正しい組み合わせを選べ。 1)VUR症例の約9割が腎瘢痕を形成する。 2)尿管口の形態とVURの重症度には相関はない。 3)VURに伴う腎障害の評価に腎シンチグラフィーが有用である。 4)VURを確認する方法として排尿時膀胱造影が有用である。 A(12) B(23) C(34) D(14) E(13) 解答.C 1)×約9割→30%から60% 2)×相関あり。壁内尿管の長さが重要。 3)○ 4)○ 3.正しい組み合わせを選べ。 1)VURに合併した尿路感染の起炎菌としては、グラム陽性菌よりグラム陰性菌の場合が多い。 2)コントロール不良の尿路感染があると、腎盂腎炎を頻発することがある。 3)逆流性腎症の重症度を決める上で、蛋白尿の存在は指標とはならない。 4)VURによる腎瘢痕は、多くの場合、大人になってはじめて診断される。 A(12) B(23) C(34) D(14) E(13) 解答 B 1)○ 起炎菌のほとんどは大腸菌である。他にはクレブシエラや変形菌、腸球菌、緑膿菌等。