腎・高血圧 / 概説 / 泌尿器科


腎・高血圧

<泌尿器> 【2】最も正しい内容を記載している文を選べ A)続発性VURの診断に膀胱鏡検査は大変有用である B)排尿時尿道膀胱造影においてUVRが腎盂腎杯まで達している場合、その程度は国際分類に従うとIII度以上と判断できる C)原発性VURにおける腎機能検査には排泄性腎盂造影(VIP)が多用される D)排尿時尿道膀胱造影において、VURとともに膀胱壁の不整(肉柱)像を伴う場合、続発性VURが疑われる E)尿管口の側方偏位の所見は小児VURの診断では大変重要である E. 腎・高血圧 E - 34 E - 34 (解答)E)尿管口の側方偏位があれば90%でVURが存在するらしい。 【3】たぶん正しいものを選べ? 1)小児VURは軽度の場合には自然寛解が期待できるが、経過観察時には感染に注意しなければならない。 2)成人のVURは自然寛解が期待できないので、積極的逆流防止術を行う。 3)小児VURの保存的治療には抗菌剤使用する。 4)逆流防止術は尿管の直径に応じて粘膜下尿管の長さを決める。 5)逆流性疾患の原因としてVURはとても重要なので、感染、再発がない場合でも防止術が大切だという意見もある。 A)123 B)234 C)345 D)145 E)235 F)135 G)234 H)45 (解答)F?)1.○2.×3.○4.5.

泌尿器 問1.正しい組み合わせを選べ。 1)小児の膀胱尿管逆流(VUR)症例においてはVURが自然消失することがある。 2)VUR患者が末期腎不全に進展することはほとんどない。 3)VURは高齢の女性に発見される場合が多い。 4)VUR患者の管理においては尿路感染の合併に注意を払う必要がある。 A(1、2)、B(2、3)、C(3、4)、D(1、4)、E(1、3) <解答>D <解説>2× 腎不全に至ることもある 3× 小児に多い。 問2.正しい組み合わせを選べ。 1)VURに伴う腎障害の評価に腎シンチグラフィーが有用である。 2)VURを確認する方法として排尿時膀胱造影が有用である。 3)VUR症例の約9割が腎瘢痕を形成する。 4)尿管口の形態とVURの重症度には相関はない。 A(1、2)、B(2、3)、C(3、4)、D(1、4)、E(1、3) <解答>B <解説>1× レノグラムが有用。 4× 問3.正しい組み合わせを選べ。 1)VURに合併する尿路感染の起炎菌としてはグラム陽性菌よりもグラム陰性菌の割合が高い。 2)尿路感染がコントロールされていないVUR症例では腎孟腎炎を頻発することがある。 3)逆流性腎症の重症度を判定する上で蛋白尿の出現は指標とはならない。 4)VURに伴う腎瘢痕は、多くの場合、成人してはじめて出現する。 A(1、2)、B(2、3)、C(3、4)、D(1、4)、E(1、3) <解答>A

泌尿器 問1. 正しい組み合わせを選べ。 1)膀胱尿管逆流現象(以下VUR)は、高齢女性に多い。 2)VURは膀胱内の尿管の長さが重要な因子となる。 3)gradeの低い小児のVURは自然に消失(治癒)することがある。 4)VUR患者の約半数が末期腎不全へ進展する。 A(1,2) B(2,3) C(3,4) D(1,4) E(1,3) 解答 B 解説 1)小児に多い。 4)末期腎不全に進展するのは1%程度。 問2. 正しい組み合わせを選べ。 1)VURの診断には(排尿時)膀胱造影が有用である。 2)VUR患者の腎機能温存には尿路感染をいかに予防するかが重要である。 3)VURに伴う腎障害の評価として腎シンチグラフィーは有用でない。 4)VUR患者の約80%以上が腎瘢痕を形成する。 A(1,2) B(2,3) C(3,4) D(1,4) E(1,3) 解答 A 解説 4)30%〜60%。 問3. 正しい組み合わせを選べ。 1)VUR患者では尿管口の位置や形態の異常を伴うことがある。 2)逆流性腎症のほとんどは逆流消失後も進展し、腎機能の廃絶を認める。 3)VURが認められた場合には早急に逆流防止術を実施することが望ましい。 4)VURに伴う腎瘢痕形成、蛋白尿、高血圧、腎機能障害を総称して逆流性腎症と呼ぶ。 A(1,2) B(2,3) C(3,4) D(1,4) E(1,3) 解答 D 解説 2)逆流が消失すれば元通りに回復する。 3)VURのみでは無症状。また、小児では自然消失の可能性あり。