腎・高血圧 / 概説 / 腎移植


腎・高血圧

<移植> 【1】解剖について。正しいのはどれか。 1)腹部大動脈分岐は頭部より、腹腔動脈→上腸管膜動脈→腎動脈の順となっている。 2)左腎静脈は大動脈の背側を通る。 3)左性腺静脈は、下大静脈に直接環流している。 4)尿管は骨盤内にて、総腸骨動脈と交差している。 A1のみ、 B14、 C23、 D124、 E1〜4のすべて (解答)A)1.○2.背側→腹側。3.腎静脈を経て下大静脈に還流する。4.尿管交差は総腸骨が分岐したあと(外腸骨)。 【2】臓器移植について、以下のうち正しいものを選びなさい。 1)非血縁の家族ドナーでも臓器提供できる。 2)未成年者も16才以上については、臓器提供の対象に含まれる。 3)80才でも健康体であればドナーとなりうる。 4)法的脳死判定は六時間の間隔をあけて二度行うことが定められている。 A1のみ、 B14、 C23、 D124、 E1〜4のすべて (解答)E)1.○2.○3.○ドナーに年齢制限はなし。4.○ 【3】腎移植について以下のうち正しいものを選びなさい。 1)腎移植を行っても腎不全患者の生命予後は改善しない。 2)腹膜透析患者の場合、CAPDカテーテルは腎移植手術と同時に抜去する。 3)ドナー腎動脈が複数の場合でも腎移植は可能である。 4)A型からO型、A型からAB型への移植では、後者の方が免疫抑制療法が必要となる。 A1のみ、 B14、 C23、 D124、 E1〜4すべて (解答)おそらくC)1.×改善する。2.○3.可能であるが本数の少ない腎臓が選択される。4、× 【4】拒絶反応、免疫抑制について正しいものを選びなさい。 1)細胞性拒絶反応の主体はTcellである。 2)現在使用されている免疫抑制剤の中心は、カルミニューリン阻害剤と呼ばれるもので、シクロスポリンとタクロリムスがある。 3)移植直後の致命的感染症の代表として、サイトメガロウイルス肺炎がある。 4)慢性拒絶反応は移植腎血管の慢性線維性狭窄を伴う不可逆性の変化である。 A1のみ、 B14、 C23、 D124、 E1〜4すべて (解答)E)1.○2.○3.○4.○

移植 問1.腎臓の解剖について正しいものを選びなさい。 1)尿管は骨盤内で総腸骨動静脈と交差する。 2)右性腺静脈は通常、右腎静脈に環流する。 3)左腎静脈は通常、大動脈の背面を走行する。 4)腎門部で尿管は最も背側に位置する。 A(1のみ)、B(1、4)、C(2、3)、D(1、2、4)、E(1-4すべて) <解答>? E. 腎・高血圧 E - 39 E - 39 問3.腎移植について正しいものを選びなさい。 1)腎移植では一般にレシピエントの自己腎を摘出する。 2)ドナー腎動脈が複数の場合でも腎移植は可能である。 3)24時間冷保存後の腎臓は移植可能である。 4)腎移植後も腎性貧血は改善しない。 A(1のみ)、B(1、4)、C(2、3)、D(1、2、4)、E(1-4すべて) <解答>C 問4.拒絶反応、免疫抑制について正しいものを選びなさい。 1)細胞性拒絶反応は Bcellが主体の拒絶反応である。 2)血液型不適合ドナーからの腎移植にはレシピエントの脾臓摘出術と術前からの血漿交換療法が必要となる。 3)慢性拒絶反応は移植腎血管の慢性線維性狭窄を伴う不可逆性の変化である。 4)サイトメガロウイルスは移植後に肝炎を起こすことが多い。 A(1のみ)、B(1、4)、C(2、3)、D(1、2、4)、E(1-4すべて) <解答>C

移植 問1. 腎臓の解剖について正しいものを選べ。 1) 尿管は骨盤内で総腸骨静脈と交差する。 2) 右性腺静脈は通常、右腎静脈に環流する。 3) 左腎静脈は通常、大動脈の背面を走行する。 4) 腎門部で、尿管は最も背側に位置する。 A(1のみ) B(1,4) C(2,3) D(1,2,4) E(1−4全て) 解答 解説 2)× 下大静脈に環流する。左は左の腎静脈に環流する。 3)× 左腎静脈は大動脈の腹側を乗り越えるように走行する 4)○ 腹側から腎静脈、腎動脈、尿管。 問2. 臓器移植について正しいものを選べ。 1)日本では、心停止下の腎臓摘出にはドナーカードは不要である。 2)法的脳死判定は、6時間の間隔をあけて、2度行うことが定められている。 3)日本では15歳以下の脳死下の臓器摘出は認められていない。 4)適合試験としてのクロスマッチ試験は、HLAに対する抗体の有無を見るための試験である。 A(1のみ) B(1,4) C(2,3) D(1,2,4) E(1−4全て) 解答 E 問3. 腎移植について正しいものを選べ。 1)腎移植では一般にレシピエントの自己腎を摘出する。 2)ドナー腎動脈が複数の場合でも、腎移植は可能である。 3)24時間冷保存後の腎臓は移植可能である。 4)腎移植後も腎性貧血は改善しない。 A(1のみ) B(1,4) C(2,3) D(1,2,4) E(1−4全て) 解答 C 解説 1)異所性の移植なのでレシピエントの腎臓はそのまま。 4)移植腎がエリスロポエチンを産生するようになるので改善する。 問4. 拒絶反応、免疫抑制について正しいものを選べ。 1)細胞性免疫反応はB cellが主体の拒絶反応である。 2)血液型不適合ドナーからの腎移植にはレシピエントの脾臓摘出術と術前からの血漿交換療法が必要となる。 3)慢性拒絶反応は、移植腎血管の慢性線維性狭窄を伴う不可逆性の変化である。 4)サイトメガロウイルスは、移植後に肝炎を起こすことが多い。 A(1のみ) B(1,4) C(2,3) D(1,2,4) E(1−4全て) 解答 C 解説 1)× T cellが主体