レジオネラ


各論

6.レジオネラについて答えよ 03年5月12日の授業より 戸田新p508  1) 自然状態での生息場所

湿った土壌や水系の環境中(河川、沼、真水、湖など、ただし海水にはいない)、シャワー水中、空調冷却塔水、給水給湯設備内などに生息する。

2) ヒトに対する感染経路と病原性

散布されたエアロゾル、加湿器、温泉、24時間風呂、渦流浴などが感染源となる。レジオネラ肺炎、ポンチアック病などを生じさせる。

3) 治療で注意する点

細胞内寄生菌であるため、細胞内移行の良い薬剤のみが有効である。その条件を満たすマクロライド系アジスロマシン、クラリスロマイシン、エリスロマイシンやニューキノロン系の薬剤を使用する。

土壌や湖、冷却塔、噴水、給水給湯設備、24時間風呂、加湿器の中などに潜んでおり、エアロゾルなどに含まれ経気道感染をおこす。このため、噴水では風下に行かない、人工温泉には行かない、などが感染予防に役立つ。