亀甲宮


三重県三重郡楠町の(株)宮崎本店(http://www.miyanoyuki.co.jp/ )で製造されている甲類焼酎。 甲類焼酎ではあるが、そのへんにあるペットボトルの焼酎とは一線を画しているどこまでも透明で、しかもまろやか。世にいう「おいしい水」を飲むかのようなのどごし。 本部長はこれまで「甲類焼酎」と聞くだけで、なにが悲しゅうて消毒用アルコールを呑むのか、とバカにしていたが、これだけは別格である。

  • 生産量のうちかなりの部分が首都圏に出ていくらしく、首都圏の下町の居酒屋ではけっこうポピュラーに見かける銘柄である。いいかえれば、これの飲める店であれば、焼酎系の飲み物を頼めばまちがいはない、ということである。
  • ちなみに本部長がおすすめする「亀甲宮」のある店は次のようなところ。もちろん、これらのお店のほかにもいっぱいあるはず。本部長もいまだに開拓中
    • 大はし(東京都足立区)東京五大煮込み参照。先日ついにわたしは亀甲宮のボトルをキープしてしまった。もちろんネームは「世捨」。
    • カブト(東京都新宿区)新宿東口「思い出横丁」にあるうなぎ串焼の名店。うなぎのヘヴィな脂を平然と、何事もなかったかのように洗い流してくれるのはやはり「亀甲宮」が一番だと思う。
    • 山城屋酒場(東京都江戸川区)ここはボトルはないものの「亀甲宮」のバルク版とでもいうべき「キンミヤ25%」が提供されている。やわらかさはボトルと同じ。なお、このページは、この山城屋さんで「キンミヤ」を飲みながら作成しました(笑)
    • たつや(東京都渋谷区)恵比寿駅前にあるもつ焼の名店。なんと朝8時〜翌朝5時まで営業。本部長は終電がなくなったときに、便利に利用させていただいている。勇気さえあれば、朝からもつ焼をかじり、亀甲宮を味わうことだってできる。飲み物は瓶ビール、ホッピー(白&黒)、レモンハイ、ウーロンハイ、梅サワー。もつ焼のうまさをさらにひきたてるこれら飲み物のベースは、亀甲宮のペットボトル「金宮25 好きやねん」である。なお、焼酎の生や「チューハイ」はメニューにないのだが、この焼酎の生(き)のままを味わう裏技がある。たとえば「ウーロンハイを『別々』でください」とたのんでみる。すると、焼酎と氷の入ったグラスとウーロン茶のボトル(ホッピービバレッジ(株)製)が出てくる。あとはグラスの焼酎(ロックでちょうどよい感じになる)を味わいつつ、チェイサーがわりにウーロン茶のボトルをあおればよいわけである。ちなみにこの瓶のウーロン茶はうまい。なお、この記事も「たつや」さんで「好きやねん」を飲みながら加筆しました(笑)
    • 笹本(新宿)…あの「思い出横丁」で終戦直後から営業しているもつ焼の名店。串にささった煮込み(戦前スタイル…東京五大煮込み参照)を出す。焼酎はほどよく冷えた「亀甲宮」。冷たすぎない温度が口あたりのよさをさらに高める
    • つるかめ食堂(新宿)…上記「笹本」の筋向かい、「バカはうまいよ」で有名な定食屋だが、酒のつまみも豊富。最近はじまったチューハイ類(レモンハイ、ウーロンハイ、麦茶ハイ)の基剤は一升瓶の「亀甲宮」。名物「フラメンキン」、「ソイのあたま」や煮込みを肴に亀甲宮のニュートラルな味わいを楽しもう。
    • 大坪屋(南千住)…南千住といえば山谷への玄関口としても有名であるが、「元祖酎ハイ25度」の看板をかかげる駅前のこの店を忘れてはいけない。看板に燦然と輝く金宮マーク。世捨系居酒屋の鑑のような安くてうまいつまみ。なお大坪屋、大はしと「亀甲宮」については http://homepage1.nifty.com/sanjin-zappo/okawa/020211.htm あたりを参考にされたい。
    • 三州屋(蒲田)…有楽町に二店ある有名な居酒屋の本店。ちょっと高めであるが、つまみは申し分なく、しかも店内は清潔で敷居も高くない。有楽町の店では気づかなかったが、蒲田の店ではホッピーや酎ハイ類が味わえ、しかもグラスは「宮」マークのついた専用グラス。中身の焼酎を口に含めばクセがなくどこまでもクリア。無味無臭の透明さではなく、心に訴えかける清楚な味。蒲田で「宮」の味わえる店を遅ればせながらついに知った。そのうち世捨認定店リストに加えよう。
    • 一番(五反田)…最近行っている店。ホッピーをたのむと金宮「好きやねん」がグラスにたっぷり(ほとんど八分目)はいってくる。お得感高し。料理も手がこんでいてうまい。
    • かっぽうぎ(札幌)…2006年4月29日首都圏事業本部長と北海道本部長の会合にて使用。札幌では数少ない亀甲宮の呑める店。料理は安価でそこそこ旨い。思わずボトルを1本開ける。店内に放送禁止用語が飛び交う。ああ、世捨。
    • そのほか(まだ探索中)
      • 信濃屋(大井町)…ここも生では飲めなさそうだが、チューハイなどは「亀甲宮」専用グラスで供される。また店内には「宮崎本店」殿配付のカレンダーがかかっている。
  • 下↓のページにも出てくるが、ストレートでもうまいし、何かで割ってももちろんよい。大はしではショットで頼むとかならず梅割りにしてくれるが、他の店で飲む梅割りよりもスムーズである。そして、ホッピーをこれでつくると、ホッピーがもともと有している香り立ちが華やかになり、甘さも引き出されてくるような気がする。 なお、居酒屋にある「亀甲宮」の瓶は5合瓶で、ふつうに市販されてはいないようです。ネットをあさっていると、5合瓶を箱(20本)単位で購入した猛者のお話があった→http://www.asahi-net.or.jp/~ux6k-kmr/tenz.html。ちなみに1本500円を切るらしいです。

朗報!!東京では一升瓶が市販されています。本部長は、北千住駅近くの某酒の安売店で発見しました。20度で950円、25度で1,150円です。飲んでみたい人は本部長まで。(付記)その後五反田駅近くの酒屋でも発見。やはり一升瓶。

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