DDD / Looking Forward


担当:中村

Looking Forward 展望 (p.505)

要約

  • 複雑さは多くの科学のおいて、先進的な課題です。これはビジネスソフトウェアの分野においても同じです。 純粋に技術的な問題は、有能な技術者にとって好奇心をくすぐり刺激的ですが、ドメイン駆動設計はそれと同程度のものとして新しい時代を開きます。複雑なドメインに取り組み理解可能なソフトウェア設計に落とし込むことは、エキサイティングな挑戦なのです。
  • 私たちは、素人が複雑なソフトウェアを作るという時代にはいません。基本的な技術をもつプログラマたちは、何らかの製品は作り出させても、会社に競争力をもたらすような本当に有用な製品は作れません。 必要とされているのは、有能なソフトウェア開発者の能力や生産性を高めるツール作成者のための何かや、 ドメインモデルを動作するソフトウェアとして表現するすぐれた方法です。 私は、この目的のために考案された新しいツールや技術を検証することを楽しみにしています。
  • しかし、改良されたツールに価値があったとしても、すぐれたソフトウェアを作るのは学習と思考の活動だという事実をわすれてはいけません。モデリングには想像力と自制心が必要です。考えるのを助けるツールがよいツールです。
  • 新しいツールの登場を待たなくても、すでに今あるツールと技術を使うことで、私たちは、多くのプロジェクトが今日作成しているシステムよりも価値あるものを作り出すことができます。ソフトウェアは成長するにつれ私たちを閉じ込めるのではなく、新しい機会を作り出し、ソフトウェアの持ち主のために価値を付加しつづけるのです。

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まとめ (議事録)