BSA / Projecting the Future


BSA

未来を予測する(Projecting the Future)

  • もしもマーケテクトとターキテクチャが異なるビジョンを追求する場合には、システム全体に障害が発生する。このリスクは、望む未来を把握する様々な簡単なダイアグラムによって最小限に抑えることができる。これらのマップをここで簡単に確認し、付録Bのパターンとしてより詳細に提示する。
  • 最初のマップは、マーケットマップ(market map)だ。それは特定した対象となる市場と、彼らのためにオファーを提案する順序を示している。。
    • [付録Bより]
    • 文脈:新製品のアイデアがあってポテンシャルを知りたい時
    • 問題:どのようにマーケットをセグメント分けするのか?
    • 解決:似た特徴を持ったユーザをグルーピングする。主なニーズ、購入パターン、年齢、世帯所得、インターネット接続のしやすさ、技術的なリレラシなど。
  • 適切に市場で競争できることを確かめるには、識別された各マーケットセグメントおよびそれらに関連する利益のために必要な重要な特徴を示している、フィーチャー/ベネフィットマップ(feature/benefit map)を作成することが役立つ。
    • [付録Bより]
    • 文脈:マーケティング目標と技術的な影響をマッチングを理解したい場合、ターゲットとするマーケットセグメントを特定するためのマーケットマップがある場合。
    • 問題:それぞれのマーケットのための機能と利益を補足する最高の方法は何か?
    • 解決:それぞれのマーケットセグメントにおいて、製品を購入する主要な動機となる機能や利益は何かを補足する。
  • マーケットイベントとリズムマップは製品リリースとは市場のタイミングが一致していることを確認するのに役立つ。マーケテクトによって維持され、しかも共有と更新に開かれた、これらのマップはマーケテクチャの主要なコミュニケーションの伝達手段である。
    • [付録Bより]
    • 文脈:与えられた製品リリースや、これからの一連のリリース時期のマーケットウィンドウ(製品投入の時期)を構築したいとき
    • 問題:どのようによいリリース日を選択するか?どのようにリリイースサイクルを構築するか?
    • 解決:市場を動かすイベントとリリースを特定する。カンファレンス、競合のプレスリリース、年末、夏休み。
  • ターキテクチャマップは、マーケット関連のマップと同様に必要だ。それは、市場セグメントへのサービスの中での自然なターキテクチャの進化、特徴、およびマーケティングチームで識別された利益を示す。
    • [付録Bより(訳注:以下はターキテクチャロードマップパターンの説明。ここでのターキテクチャマップと同じものか、若干自信がない。)]
    • 文脈:複数の進捗中のリリースがあるアプリケーションを構築中の時。
    • 問題:どのように技術的な変更を管理、テコ入れするか?
    • 解決:特定の技術が提供する利益を、マーケットマップとフィーチャー/ベネフィットマップと関連し、どのようにアーキテクチャに含めるかを表すテクノロジーマップを作成する。このマップをレビューすることで、重要なマイルストンを理解する。
  • 既存のターキテクチャでサポートすることができないかもしれない本質的な機能は、分断として管理し、それらを解決するための何らかの変更が必要とされる。
  • 分断の例は溢れている。例えばもともと単一の言語に設計されたアプリケーションをマーケテクトが国際化しようとしたが、ターキテクチャが想定していない場合。あるいは、マーケテクチャにより想定される全く新しいビジネスモデルに、ターキテクチャが対応しなければならない場合など。

個人的な感想

  • 各種マップの説明がシンプルすぎる気がしました。他のところで詳細に説明しているのかと思っていたけど見つけられず。付録Bにだけ説明があるのかも。(ちょっと全体読んでないから間違っているかもしれないけど、全体的にないならちょっと辛いのではないかと思いました。付録Bにはパターンはあっても例がなくてイメージしづらいですしね、。)。念のため簡単に付録Bの内容も上記に追加しています。