15.2 接続されたポスティングとは何か


接続されたポスティングとは、共通のコンテンツのセットを共有する2個以上のポスティングである。一方のポスティングが編集されると、接続されたポスティングの全てに反映される。

理由についてもう少し説明をすることができた。このように: サイトの異なる領域で同じコンテンツが再利用されるのはサイトデザインに必要なことである。コンテンツがサイトのある領域で変更されると、このコンテンツが表示される全ての場所で変更が反映される。このコンテンツの再利用が接続されたポスティングの背景にある理由である。つまり、アルコンテンツの集合がサイト全体の数多くの異なるポスティングにインクルードされる。より大きな柔軟性を認めると、接続されたポスティングは同じコンテンツをrepostするのに使われるかもしれない。同じコンテンツをリポストするのに異なるテンプレートを持っているということは、コンテンツが異なるフォーマット方法を持ちうるということや、プレスホルダーの配置が異なるかもしれないということなどを意味する。接続されたポスティングに異なるテンプレートを使いたいのならば、テンプレートそのものが接続されているものとして定義されなければならない。接続されたポスティングの利点の一つは、それぞれのポスティングは異なるチャネルに蓄えられているので、ポスティングを見ることのできる人を制限することができるという点である。

本質的には、接続されたポスティングは、同じコンテンツを表示するCMSのバラバラの実体とみなせばよい。編集コンソールのコピー関数―これはコンテンツを複製する―とは違って、接続されたポスティングは同一のコンテンツソースを共有する。あるポスティングでコンテンツを変更すれば、それによる変更が他の接続されたポスティングにも自動的に反映される。

接続されたテンプレートは接続されたポスティングの基礎である。接続されたテンプレートは、同じ定義とカスタムプロパティを共有する2つのTGIである。それらはプレスホルダー定義を共有するので、略

TGIが接続されると、それらはそれぞれが異なるテンプレートファイルを指す。これによって可能になることは、プレスホルダーコントロールとビジュアルデザインの一方または両方が異なるかもしれない2つのポスティングにまたがってコンテンツを共有することである。接続されたポスティングの作業に取り掛かるときに理解しなければならないくつかの規則がある。それは次のリストの通りである:

  • 接続されたポスティングは、元のポスティングと同じテンプレートか、もしくは元のポスティングのテンプレートに接続されたテンプレートを使用しなければならない。
  • 接続されたポスティングが元のポスティングと同じテンプレートを使う場合は、同じチャネルに作成することはできない。
  • 1つのポスティングでコンテンツを変更すると、接続されたポスティングのコンテンツの変更される。これにはworkflow implicationsがある。それについては後の章で説明する。
  • ほとんどのページプロパティは2つの接続されたポスティングで共有されない。共有されるプロパティは名前と説明だけだ。他の全てのプロパティは表示名も含めて独立している。
  • 公開開始日のような接続されていないページプロパティを変更しても、他のポスティングには影響しない。本質的に、接続されたポスティングは異なる公開開始日をもちうる。
  • 接続されたポスティングを作成しようとしているコンテンツの共同制作者は接続元と接続先の両方のチャネルに制作権を持っていなければならない。
  • 接続されたポスティングの集まりを作ることは可能だ、ポスティングをあらかじめ制作しなくても。
  • 接続されたポスティングの間に親子関係はない。全てのポスティングは対等だ。
  • 元のポスティングがすでに公開されている場合、接続されたポスティングはモデレータが承認するだけでよい。