信号処理勉強メモ


アップサンプラで、サンプル間を0で補間する理由

位相

 位相 = ずれ時間 × 角周波数

フーリエ変換

s=jω ラプラス変換の虚軸上(周波数領域)を考えるもの 積分範囲は−∞から∞

ラプラス変換

  • ラプラス変換の複素変数s(複素周波数)
    • s = σ + jω
  • 虚部 単位円上を各周波数ω[rad/s]で回転する周期関数。絶対値は1
  • 時間tの変化に伴う、e^stの虚部の変化はσの値によって分類される
    • σ < 0 減衰振動
    • σ = 0 定常振動
    • σ > 0 発散振動
  • 伝達関数 G(s)について、定常振動状態の正弦波入力(ω=2πf)に対するフィルタの動作
    • σ = 0、s = jωにおける伝達関数の値G(jω)で与えられる
  • σ -> アナログフィルタの安定性に関係するパラメータ σ<0が安定領域
  • ω -> 正弦波振動の周波数に関係するパラメータ

直線位相特性

  • 周波数によらず遅延が一定ならば、位相は線形(φ = kω … ωの1次式)になる
  • 遅延が一定 = 時間領域波形が崩れない
  • 振幅特性が同じでも、位相がずれると時間領域における波形は崩れる
  • 振幅特性のみを再現すれば良い場合は、位相の線形性は問題にならない

最小位相

  • 伝達関数の零点と極が全て安定である
  • s平面なら左半分、z平面なら単位円内

双1次変換の利点

  • エイリアシングが避けられる
  • システムのDCゲインが保たれる
  • 任意次数のシステムに有効

標準Z変換

双1次変換

  • 周波数特性」の形を同じにする手法
  • 折返し誤差は生じない

整合Z変換

  • ポールと零の位置」を同じにする手法
  • H(s)でのそれぞれの極と零 s = c はH(z)では対応する極と零 z = e^cTに置き換えられる

S平面→Z平面

  • 以下のように写像される。
    • s平面の全虚軸 → z平面の単位円上
    • s平面の左半面全域 → z平面の単位円内

伝達関数

  • z=1の時がDCのGain
  • z=-1の時がナイキスト周波数のときのGain
  • カットオフ周波数θc=ωc/fsのとき|H(θc)|=1/2