マハゼ


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〔和名〕 マハゼ

〔英名〕 spiny goby

〔分類〕 ハゼ科

〔学名〕  Acanthogobius flavimanus

〔最大体長〕  20cm

〔分布〕  亜寒帯水域、温帯水域、亜熱帯水域

〔生息域〕  海水域-沿岸水域-砂泥 汽水域−砂泥

〔利用〕   食用    

 円筒形の体に、ややカエルに似て眼が飛び出した口の大きい頭部が付く。一般にハゼといえば本種を指す。背びれ付け根に黒斑が見られる。河口やその付近の内湾沿岸の砂泥底に棲む。夏から秋にかけては浅瀬にいて、秋が深まると深みに移動する。古くから食用に漁獲される。秋から冬にかけてはてんぷら種として喜ばれる。主食はゴカイ類であるが、小魚や藻類も食べる。春の産卵期には内湾の砂泥底にオスがトンネルを堀り、その内壁に産卵する。普通1年で成熟するが、2年成熟群もある。一年生をデキハゼ、2年生ヒネハゼと呼ぶ。