カキ礁


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カキ礁の場所は浦安と市川の境を流れる猫実川(ねこざねがわ)の河口約500メートルほどの位置に生育しています。

浦安側の埋め立てにより猫実川河口周辺の水流が悪くなり海底の底質が軟泥化し、大量の「アオサ」が発生しています。

埋め立て前はこの地域でアサリが大量に取れたのですが今では軟泥化した底質により生息していません。

これと反対なのが、江戸川放水路河口に「カイガラ島」と呼ばれる貝殻で出来た島があります。水流が早いので貝殻が集まり「あおさ」が少なく海底は砂状で非常に硬いです。ここでは真水と海水が混ざる場所で海苔の養殖をしたり、天然アサリの生息地となっています。

カキ礁は、潮が引いたときに姿をあらわします。

三番瀬には数多くの生物が生息しています。この生物たちが海水を浄化しているのです。人間にとって汚れた海に見えますが、生物にとっては栄養分が豊富な「きれいな海」なのです。

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