間違いというほどではないのですが・・・
大気圏内飛行時に物体が受ける加熱現象には、輻射・摩擦・対流・伝導などがありますが、大気圏突入ほどの高速度になると、摩擦よりも輻射加熱が支配的になります。これは高速で突入した物体正面の流体が急激に圧縮されて高温になり、光や赤外線を輻射する現象です。
摩擦加熱は流れが速いままの、物体側面に作用するのに対し、輻射加熱は流速が一時的にゼロになる「よどみ点」付近でおこります。例えばスペースシャトルなら、機首や翼前縁の黒タイルの部分が、側面の白タイルの部分より熱くなることから想像できます。流れ星も、本体が燃えているというよりも、周りの空気が発光しています。
もちろん摩擦加熱が無いわけではないので、いろんな加熱をひっくるめた総称の「