昔モルフに住んでいた子ども好きの魔女バルメは、町の人々に嫌われ森の外れにたった一人で住んでいた。
年老い人恋しさに耐えられなくなった魔女は町の子供たちをさらい自分の使い魔にしてしまった。
使い魔になった子供たちは、姿を猫に変え、蝙蝠に変え、町中で悪戯をして回った。
子供を奪われた親はたまたま町にやってきた騎士に魔女を殺すように懇願した。
騎士が魔女殺すと、魔女の死体は老木に姿を変えた。
親たちは喜んで子供たちを迎えに行ったが、子供たちは魔女の死を大変悲しみ魔法にかかったかのように何日も泣き続けた。
親たちは困り果て、バルメの老木に魔女の大好物だったというモルフの素焼きとジンジャークッキーを供えたところ、ピタリと子供たちは泣き止んだという。
ML番号 | タイトル |
投稿No.0532 | ファブリーズ 1 |
投稿No.0552 | ファブリーズ 3 |