サラマンダー Salamander(E)、ザラマンデル Salamander(D)
火山・火口、或いは燃え盛る炎の中に生息しているとされる、小さな蜥蜴。実際のサラマンドラは有毒性の山椒魚。
火の中に住み繭を作る虫とされることもある。プレスター・ジョンが東ローマ皇帝に送ったとされる偽書簡にこの記述がある。
その皮は汚れても火中に投ずれば元通り白くなるとされるが、これは石綿のことである。この伝承は東洋にもあり、火鼠の皮衣・火浣布といわれる。「竹取物語」にも記述がある。→火鼠?
伝統的な火の精霊。四大の一。ヴルカン Vulcanと同一視される。
精霊としてのサラマンドラは人間の姿をとるともされる。その場合は情熱的で美しい女性の姿をとる。