よくある質問 メイク編


メイクの前にすることはありますか?

オプションパーツには離型剤という油分がついているので
中性洗剤(台所用洗剤で大丈夫です)を水で薄めて丁寧に洗いましょう。
洗ったら日陰に吊るして乾かしましょう。一昼夜も吊るしておけば乾きます。

メイクはどんな画材でするんですか?

パステル、Mrカラー、リキテックス等です。
コーティングには、Mr.スーパークリアー『つや消し』スプレーを使用します。
人間用化粧品(ファンデ、マニキュア等)コピック、マジックは
キャストにとって有害な何が入っているか分からないので使わない方が良いです。

!!<注意>!!
Mrカラー(アクリル塗料)でメイクした唇、目元等に艶出ししたい場合は、同じMrカラーのクリアではなく、
水性ホビーカラーを使用して下さい。
Mrカラー同士を重ねると、下のアクリル溶剤が溶け出してしまいます。
もちろん、リキテックスの上からMrカラークリアを重ねる分には問題ありません。

メイクをする時の主な手順は?

  • 色を乗せる前の準備
    メイク前に、Mrスーパークリアー『つや消し』スプレーを吹くかどうか。
    これは好みですが、ヘッドに画材が沈着しにくいのでベースとして吹く人も居ます。
    その後、眉や睫など細かい部分を描くため、失敗して直す時に下地を吹き直さないければいけないので吹かない人も居ます。
  • まずは細かい部分から
    Mrカラーやリキテックスで、眉・睫・唇などの細かい部分から始めます。
    この作業は終わった時点で、つや消しスプレーを吹いてコートする人も居ますが、しなくても問題ありません。
  • 全体の着色、パステルorエアブラシ
    パステルやエアブラシで、アイシャドウやチークなどボカシや広い部分を乗せていきます。
    終了したら、つや消しスプレーでコートします。パステルやコート材の詳しい使い方は別途参照の事。
  • 仕上げ
    唇や目元にのツヤを出したい場合は、艶出し用の透明カラーなどを乗せます。(仕様画材によって適切なものを選びましょう)

パステルがうまくのりません。コツはありますか?

  • 素体への工夫
    パステルをのせる前に、つや消しスプレーを吹いてからのせるとノリがよくなります。
    缶を良く振り、気持ち遠くからかけて粒子の残ったザラザラな状態にするのがコツです。
    また、スポンジペーパー等で肌を少し荒めに仕上げるのもひとつの方法です。
    ただ、もともとパステルののりにくい素体も存在するようです。
    (現在SD健はパステルが乗りにくいとの報告あり。頑張って手をかけてやって下さい)
  • パステルの選び方
    四角い棒状のハードパステルではなく、円筒形のソフトパステル推奨です。
    メーカーによっては発色の悪い物、どうしてもノリの悪い物もありますので
    あまりに薄付きの場合はいっそ違うメーカーを試してみるのも手かも知れません。
  • パステルメイクのコツ
    パステルを粉状にし、ティッシュやコットンにつけて、肌にのせるように
    少しずつ叩き込んでいきます。それを好みの色合いになるまで根気よく続けます。
    時には思い切って、考えているより少し濃い色を乗せてみるのもおすすめです。
    メイクが終了したら、つや消しスプレーでコーティングし、パステルメイクを保護します。
     
    パステルメイク後はつや消しスプレーで保護するのが一般的ですが
    若干白っぽく仕上がり、色の濃さの印象が変わる事がままあります。
    最近ボークスで販売されている「メイク用パステル定着材スプレー」
    最後の仕上げに使用すると白っぽくならないとの報告がありました。
    こちらを試してみるのもよいでしょう。
    ただし、通常画材屋等で売られている、紙用・イラスト用のパステル定着スプレーは
    まったく別物ですので、SDには使用しないよう気をつけて下さい。

メイクを落とすには?

「薄め液」を使用しましょう。
どうしても綺麗に取れない場合は「シンナーパック」が良いです。
薄いコットンに薄め液を染み込ませ、それでパックしてやりましょう。
あまり長時間放置するとキャストが傷んでしまいますので、具合を見ながら。


つや消しスプレー・綺麗に吹けない、落としたい。

まずは、缶をよく振ってみましょう。溶剤が綺麗に混じっていないと白くぷつぷつになります。
距離が近すぎても、均一に吹けません。
パーツから25〜50cm程度離した辺りから吹いて、ちょうど良い距離を探してみてください。
缶の圧によって溶剤の噴射の勢いが違うので、一概に何センチとは言えません。

つや消しスプレーはMrカラー薄め液で落とせます。
ただし、メイクも落ちてしまうので、最後のコーティングで失敗した場合は
残念ですが諦めて、再度メイクを頑張って下さい…。

一旦Mr. スーパークリアーを吹いた上に加筆する場合には何を使ったほうが良いのでしょうか?

一からやりなおしがベターです。
加筆の際に大きなミスをやらかさないならMr.カラーでも良いと思われます。
リキテックスであれば乾く前に水で修正できます。

マニュアル上ではラッカーにラッカーの重ね塗りは危険というのが通説ですが
短時間、すなわち少量づつ書足すならMrカラーでも可能です。
(クリアーを溶かす前に乾けばいいということ)

うっかり間違えて、つや消しではなくMr.スーパークリア『光沢』を買ってしまった…。

もう返品交換が不可な状態なら、光沢も有効活用しましょう。
最終的につや消しを吹けば仕上がりには問題ないので、途中段階のコーティングの使用をおすすめします。
パステルメイクの後に光沢を吹き、最後につや消しを吹くなんて方法はどうでしょう。
光沢の方がカバー力が強いと言われていますので、まさに最適かと思います。
発想の転換で気を落とさず、つや消しスプレーも手に入れた上で頑張って下さい。

削りには何を使えばいい?

ヘッドの削りならば、セラカンナや小型のヤスリ使用が良いです。
鏡に映したり、逆さにしたりしながら左右のバランスを見て少しずつ削っていきましょう。
(セラカンナ使用の場合は少しずつ地道に削らないとでこぼこになります)

大きく形を整えたら、目の細かい紙やすり、荒い紙やすり、その中間の紙やすりを用意します。
荒いものから細かいものへ、円を描くようにしながら滑らかに整えます。
削りで出た粉は有害なので、吸い込まないように注意してください。
耐水紙やすりを使用し、水の中で削ると良いでしょう。

削れたら、水に漬けて削りカスを洗い流し、薄めた中性洗剤で洗って陰干しします。
セラカンナは削り過ぎそうで怖いという人は、前述の要領で紙やすりで地道に整えましょう。

指の切開は、カッターやデザインナイフでくっ付いている隙間を少しずつなぞりましょう。
刃先を使うと他の部分に傷がつきやすいので、刃とは逆のほうで少しずつ削っても良いです。
隙間が開いてきたら、折り畳んだ紙やすりで丸く整えながら隙間を大きくしていきましょう。

パーティングラインの除去は、セラカンナでラインをなぞった後、
スポンジ研磨材(水をつけて擦るだけで汚れが落ちるスポンジ。ピカっときれいなどの商品名です)で擦り、
紙やすりで整えてあげましょう。

デフォルトメイクサービスに必要なものを教えてください。

  • スタンダード・限定
    • メイクを落としたヘッドのみです(プレートは外すのがベター?)。
      ただし削り・盛りのあるヘッドは受け付けてもらえません。
  • フルチョ
    • 購入時のメイクのままのヘッドとプレートが必要です。
      自分でメイクをし直したorメイクに手を加えた、ヘッドに削り・盛りがあるものは受け付けてもらえません。

○○2ndに○○1stのメイクをしてもらうことは出来ますか?

同じ造形のヘッドでも、違うバージョンのメイクをしてもらうことは出来ません。