斑鳩


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概要

  • 2001年発売
  • メーカー:トレジャー
  • 難易度:EASY・NORMAL・HARD(3段階)
  • 構成:5面(1周制)

難易度について

基本的にはトップビューの縦スクロールシューティングゲームであり、
ショットで敵や障害物を排除しながらチャプター(ステージ)道中を経て、
最後に待ち受けるボスを倒すことでチャプタークリアとなる。全5チャプター。

本作の大きな特徴として、自機や敵機及びその攻撃を含むほぼ全ての要素に対して
「白」か「黒」いずれかの「属性」が割り当てられている点が挙げられる。
機体の持つ属性は機体色として明示され、発射する弾丸の属性もその機体の持つ属性に一致する。

自機である「斑鳩」は属性変更ボタンにより任意に属性を変更することが可能で、
同一の属性の敵弾には被弾せず、エネルギーとして吸収することが出来る(敵機との接触等は防御不可)。
吸収された敵弾は解放ゲージとして蓄積され、力の解放ボタンにより
強力なホーミングレーザーを最大12本発射することが出来る。

得点システム上の特徴としては、同色の敵を3機連続で破壊することでボーナス点が得られる
チェーンコンボが挙げられる。例えば白白白、あるいは黒黒黒と撃った場合、
3機目の敵を倒した時点でチェーンが成立し、ボーナス点を得ることができる。

本作はEASY・NORMAL・HARDの3つの難易度が存在しする。
EASYモードは敵機を破壊した際の撃ち返し弾がなく、ボスの耐久力がNORMAL以上に比べ少なめに設定され、
攻撃も易化する。
NORMALモードは同属性の敵を破壊した際に撃ち返し弾が発生するため、
属性変更を多様するポイントでは脅威となるが、解放ゲージを回復する機会も増えることから、
攻略に役立たせることも出来る。

HARDモードは同属性で敵を倒した場合だけではなく、逆属性で敵を倒した場合であっても撃ち返し弾が
発生し、ボスの攻撃や道中の一部がNORMALモードに比べさらに難化する。
NORMAL以下と違い逆属性の敵を近距離で破壊しただけでほぼミスが確定するため、
プレイヤーの行動は大きく制限され、低次面であっても綿密にパターンを組まなければ攻略は不可能に近い。

特に、HARDにおいては上級者でもノーミスで突破することが困難な3面後半のシャッター地帯から、
ステージ開始直後から出現するボスの鶚が苛烈な弾幕攻撃を仕掛けてくる4面前半にかけては
本作屈指の難所であり、多くの挫折者を生んだ。
また、5面に控える、5ボスの田鳧と最終ボスの産土神黄輝ノ塊(石のような物体)はかなりの強敵であり、
HARDにおいては十分な残機を残せなければ撃破することは難しい。
NORMALと比べ稼ぎの難易度がかなり高くエクステンドが遠い点も厳しいものがある。

以上のことから、本作のHARDモードは1周制STGの中では屈指の難易度を誇り、
かなりSTGに熟練したプレイヤーでなければ攻略は非常に難しいと思われる。