執筆者のための小説・スレッド講座【修正完了】 日時: 2008/05/11 11:56 名前: 【監視人】 ID:DiCapFek?
このスレッドは、小説の書き方や決まり、スレッドの使い方を勉強するために設立されました。
これらは決して守らなければならないことではありません。 ですが監視人は「皆さんの小説に少しでも役立てるように」と願いを込め、書いております。 読んでくださった皆さんの、小説向上の手助けができたら幸いです。
意見・質問がある方は、下記のスレッドにどうぞ。
[3169] 新・意見質問スレッド
執筆者のための小説講座 >目次<
1:【ト書きをやめよう】 >>1 2:【「三点リーダー」、「ダッシュ」をちゃんと使おう】 >>2 3:【「?」や「!」の後は空白を】 >>3 4:【擬音語を文章表現で書き直してみよう】>>4 5:【記号をやめよう】>>5 6:【スレッドの使い方】>>6
「三点リーダー」、「ダッシュ」はちゃんと使おう ( No.2 )
日時: 2008/05/11 12:01 名前: 監視人 ID:DiCapFek?
2:【 「三点リーダー」、「ダッシュ」はちゃんと使おう 】
そもそも、三点リーダーとダッシュってなんでしょう? 三点リーダーとは「……」のこと。 ダッシュとは「――」のことです。 どちらも、小説ではお馴染みの記号ですね。
が、意外とやつらは曲者です。
「・・・・・・」と「……」は別物だったりするのです。 「ーー」と「――」もまたしかり。
普通の小説で、前者の記号は見るでしょうか? 見かけませんよね。そうです、小説の決まりで後者が正しいのです。 小説らしくしたいなら、ぜひぜひ、後者をお使いください。 前者を変換すれば出てくるはずです。
また、やっぱり小説の決まりで「偶数個でなければならない」のです。 「…」や「―――」などはだめ、ってことですね。 でも偶数個だからと「――――――――………………なんだって」のように あんまり長く使いすぎないように! しつこすぎるのはオススメしません。
「?」や「!」の後は空白を ( No.3 )
日時: 2008/05/11 12:03 名前: 監視人 ID:DiCapFek?
3:【 「?」や「!」の後は空白を 】
どんな小説でも絶対見かける、あの記号さんたちのお話です。 お馴染みではありますが、まず二つの記号のプロフィールを確認しましょう!
「?」:はてなマーク、クエスチョンマークなど可愛く呼ばれてます。 ですが日本語での正式名称は「疑問符(ぎもんふ)」といいます。 何かを訊ねるとき、使われる記号。
「!」:びっくりマーク、エクスクラメーションマークなど格好良く呼ばれてます。 ですが日本語での正式名称は「感嘆符(かんたんふ)」といいます。 驚いたときや、何かを強調するときに使われる記号。
どちらの記号も「見たことない」なんて人はいませんよね。 もちろん、この二つにも「小説のきまり」がちゃーんとあるのです。 では、プロフィールも分かったところで、そのきまりを確認するクイズをしましょう。 例文には、記号の使い方の間違いが四つあります。 全部見つけてみてください。
>例文< 何で空が青いんだろう?そう思うと、空がより一層青く見えた。 上ばっかり見て歩いていたせいで、足元の石につまづく。 「危ない! 」 隣を歩いていたクリフ君が腕を伸ばしたけれど届かず、私は地面に倒れてしまった。 「大丈夫? 」 中腰になって、手を差し伸べてくる。 恥ずかしい!恥ずかしすぎる!。 それでもやっぱり、クリフ君の手を握った。 なんとなく気まずい沈黙がただよう。 「「あ、あの!」」 私たちは同時に口を開いた。
わかったでしょうか? 「楽勝だった!」という方も「全然分からなかった……」という方も まず答え合わせをしてみましょうね。
ひとつめ。「何で空が青いんだろう?そう思うと、〜」 「?」のような記号の後ろに文が続く場合は、実は空白が必要になります。 小説の決まりのひとつです。 ですから「何で空が青いんだろう? そう思うと、〜」が正解。
ふたつめ。「危ない! 」と「大丈夫? 」 一つ目でしっかり確認しましたね? 記号の後ろにはたしかに空白は必要ですが、文が続かない場合は必要ありません。 ですから「危ない!」と「大丈夫?」でいいのです。
みっつめ。「恥ずかしい!恥ずかしすぎる!。」 記号の後ろには空白を! ……は、もうわかりきってますよね。 もひとつ、文が続かない場合、空白はいらないことは二つ目でわかりました。 が「。(句点)」も必要ありません。勿論「、(読点)」も同様です。 ですから「恥ずかしい! 恥ずかしすぎる!」が正解ですね。
よっつめ。 「「あ、あの!」」 これはよく見かけるものですが、間違いだったりしちゃいます。 カッコを複数重ねることで、異口同音が簡単に表現できます。 でも、これ本当に必要なんでしょうか? このセリフの後には「私たちは同時に口を開いた」って表現がありますよね。 これで充分、異口同音であることがわかるので、事足りてしまいます。 ですから「あ、あの!」でいいのです。
簡単なまとめ。
○あれは美味しいのだろうか? どうしても食べてみたい。 ×あれは美味しいのだろうか?どうしても食べてみたい。 ×あれは美味しいのだろうか?。どうしても食べてみたい
○「元気?」と聞かれたから、「うん、元気だよ!」と答えた。 ×「元気? 」と聞かれたから「うん、元気だよ! 」と答えた。 ×「元気?。」と聞かれたから「うん、元気だよ!。」と答えた。
○「「「いただきます」」」と、私たちは同時に言った。 ×「いただきます」と、私たちは同時に言った。
ちょっとした意識が大事。 こういう細かいことを守るだけで、小説らしくなるんだったら安いものですよね。 ゆっくり慣れていきましょうね。
擬音語を文章表現で書き直してみよう ( No.4 )
日時: 2008/05/11 12:06 名前: 監視人 ID:DiCapFek?
4:【 擬音語を文章表現で書き直してみよう 】
擬音語とはなんでしょう。なんかそら恐ろしい響きがします。 が、なんてことはありません。 「どっかーん!!!」のような、漫画などでいう効果音ですね。 ですがこれを小説で使うとしたら、また別問題。
>例< どっかーん!!!!! 私はその音に驚いて、思わず持っていたカップを落としてしまった。
「何がおかしいの? 普通じゃん!」とか考えちゃった人は要注意です。 確かに漫画などではよくあることです。 しかし、小説ではどうでしょう。見たことありますか? プロの作家さんが「どっかーん!!!」などという言葉を使ってるでしょうか。 (もしかしたらライトノベルとかではあるかもしれませんが)そうそうありませんよね。
小説を書こうとしてるなら、文章でその様子を表現してみましょう。
>例< 突然、地面を揺るがすような爆発音が辺りに響き渡った。 それに驚いた私は、思わず持っていたカップを落としてしまう。
書けば書くほど、読めば読むほど身につく力です。 とにかく小説にたくさん触れましょう!
記号をやめよう ( No.5 )
日時: 2008/05/11 12:09 名前: 監視人 ID:DiCapFek?
5:【 記号をやめよう 】
記号と言っても、前に出てきた三点リーダーやダッシュ また疑問符、感嘆符のことではありません。 たまに見るでしょう「///」や「♪」、「☆」などのことです。 あんまり見ませんが顔文字なども、その内に入ります。
>例< 「ねえねえ、クリフ君☆ スープを作ったから飲んでみて!」 「このスープ、すごく美味しいよ(*^_^*)」 「ほんと? 嬉しいな///」 「食べ終わったら、散歩でもしない?」 「うん、しよっか♪」
わあ、なんだかすっごく雰囲気が明るくなったぞ! しかも登場人物の表情まで伝わっちゃうぜ! これでカンペ……落ち着いてください。
たしかに色んなことが伝わるようになりました。 しかし、これを小説で見たことあるでしょうか? 「我輩は猫である」の猫さんが「我輩は猫である☆」とはしゃいだり 「坊ちゃん」の坊ちゃんが「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりして居る(^0^)」と なんだかメールっぽくぶっちゃけるでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。 そうです、私たちが書くのは小説です。 記号ではありません。 では気を取り直して、記号を描写に直しましょう。
>例< 「ねえねえ、クリフ君。スープを作ったから飲んでみて!」 「このスープ、すごく美味しいよ」 クリフ君は、ちょっと恥ずかしそうに、顔を赤らめて言った。 「ほんと? 嬉しいな」 私も、恥ずかしくて頬がちょっと熱くなりながら言った。 「食べ終わったら、散歩でもしない?」 「うん、しよっか」 顔の熱はひいて、私は弾むように答えた。
つまりこれ、記号を文章に変換するだけなんですよね。 「///」なら「恥ずかしそうに顔を赤くした」。 「♪」なら「弾むように答えた」のように。 オマケで言うなら、「――――――――………………なんだって」は 「しばらくの沈黙の後、彼は呟いた。『なんだって?』」ぐらいでしょうか。
小説なんだから、記号は文章に! 慣れたらどんどんバリエーションを増やしていきましょう!
スレッドの使い方 ( No.6 )
日時: 2008/05/11 12:12 名前: 監視人 ID:DiCapFek?
6:【 スレッドの使い方 】
・記事の修正・削除の仕方
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・目次のつくり方
同じスレッド内の別の記事に移動する方法です。 この板の「掲示板の使い方」より引用しました。
○ → 記事No.○を参照可能。
○- → 記事No.○以降すべてを連番で参照可能。
○-○ → 記事No.○〜○までを連番で参照可能。(○にはレス番号が入ります)
> ←この記号は半角です。 また、この記号をひとつだけ使った後あとに文章を打つと、以下のように
文字が青くなります。 ↑最初のマスを空けない。
・リンクのつくり方
友達の小説をリンクする方法。 リンクさせたいお友達のページを、右クリックします。 するとメニューが出てくるので、「新しいウィンドウで開く」をクリック。 そうすると別窓でお友達のページが出てきます。 そのページの「アドレス」の最後にある四桁の数字を>>[ここ]に書くと、リンクできます。
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