戦闘システムについて


戦闘の基本

@が敵に近接攻撃を仕掛けた場合、(@のmelee+1d20)と[敵のeva+1d20]を比較して、@の数値が敵の数値を上回ると攻撃が命中したことになります。
攻撃が命中した場合、次に(@の武器ダイス)と[敵の防御力]が比較され、武器のダイスが敵の防御を上回った場合、その数値の分だけ敵のHPを削ることができます。

例:(+20 2d6)の@が[+5 4d4]の敵&に攻撃を仕掛けた場合

1.@(20+1d20)と&[5+1d20]で判定を行います。

2-1.@(21)vs&[25]の場合、攻撃は失敗です。
2-2.@(26)vs&[25]の場合、@の攻撃は命中します。次に防御判定を行います。

3.@(2d6)と&[4d4]で判定を行います。

4-1.@(11)vs&[15]の場合、攻撃は命中しましたがダメージは通りません。
4-2.@(11)vs&[4]の場合、7のダメージが&に通ります。

@が敵の攻撃を受ける時にも同じ式が使用されます。(@の回避+1d20と敵の近接+1d20を比較します)
実際には後記するクリティカルヒットや包囲攻撃などによって式に変化があります。

武器ダイスの変化(重量補正、両手持ち、クリティカルヒット、属性攻撃について)

武器重量による補正

武器重量1lbごとに武器の右ダイスが+1されます。(小数点は切り捨て)
この限界は@のStrと等しい値になります。

例:(2d6)3lbの武器をStr3の@が装備した場合
1.武器の攻撃力は(2d6+3)で(2d9)になります。

例:(3d5)6lbの武器をStr3の@が装備した場合
1.武器の攻撃力は(3d5+6)ですが、Strが3なので(3d5+3)に引き下げられ、(3d8)になります。
勿論この状態で腕力のポーションや憤怒のハーブを食べてStr6になった場合、(3d11)になります。

両手持ち

バスタードソードとバトルアックスは盾を使用しない状態で装備すると、右ダイスが+2されます。

クリティカルヒット

ダイス判定が相手の回避を大きく上回った場合、クリティカルヒットが発生します。
具体的には敵の回避を(7+武器の重量)上回るごとに武器の左ダイスが+1されます。
つまり軽い武器はクリティカルが発生しやすいようになっています。
また、牙や爪を持っているモンスターは@に対してクリティカルを放ってきます。(爪や牙の武器重量は2です)

例:(+20 2d6)で武器重量1lbの@が[+5 4d4]の敵&に攻撃を仕掛けた場合
1.@(20+1d20)と&[5+1d20]で判定を行います。

2-1.@(26)vs&[25]の場合、@の攻撃は命中します。値差が7+1超えていないのでクリティカルは発生しません。
2-2.@(40)vs&[6]の場合、@の攻撃は命中し、クリティカルヒットが発生します。

3.値差{40-6}/7+武器重量1=4.25なので、武器攻撃力を(2+4d6)に変更します(0.25は切り捨て)

4.ダメージ判定を行います。


属性攻撃

武器には炎や冷気、毒といった属性を持っている者があります。
これらの武器で属性に耐性の無いモンスターを攻撃した場合、左ダイスが+1されます。
また、弱点属性を持っているモンスターに対して、弱点属性で攻撃した場合左ダイスが+2されます。

属性攻撃はモンスターも使用します。(攻撃にburn,poison,coldと記されている攻撃は耐性が無い場合、左ダイスが+1されていると考えてください)

また、属性攻撃には上記のような直接攻撃に含まれる複合属性攻撃の他に、純粋属性攻撃(ブレス)が存在します。 この攻撃を受けた際の処理は、通常の回避判定、防具による軽減とは異なります。 たとえば、ドラゴンによって遠距離から火炎ブレスを受けた場合Combat Rollsは次の例ように表示されます。

例:  D                     @  →  (12d4)  27  7  6  1/2then  [3-8]

この場合は以下のように処理されたということです。
1.火炎ブレス(12d4)の結果は27であった(この値は1マスごとに2d4減少された結果です)。
2.火炎属性耐性1/2によって27から13に減少した(小数点以下切捨て。この結果は画面には表示されません)。
3.盾の軽減[3-8]の結果は6であった。
4.13-6=7のダメージを受けた。

《参考》 round shieldの軽減[3-8]    盾未装備の場合の軽減[1-2]

純粋属性攻撃の軽減は直接攻撃の場合と違い、同じ種類の耐性が2つ付けば1/3、3つ付けば1/4…というふうに累積されます。

回避ペナルティ

@の回避が様々な要因によって減少します。ペナルティが重なると-の値を取ることもあります

防具によるペナルティ~

防具(特に重鎧)にはEvaにペナルティを与えるものがあります。

包囲効果~

silでは敵に囲まれているとEvaが減少します。
具体的には@の周りの敵1体毎に-1or-2されます。
Eva-2判定がなされる敵は、「現在@を攻撃しようとしている敵から、もっとも離れた位置、2番目にはなれた位置にいる敵、3番目に離れた位置にいる敵」です。

  • 例:全方位を囲まれている@の場合
    123
    4@5
    678
    1が@を攻撃するとき、5,7,8 の敵からは-2の補正を受けます。
    2が@を攻撃するとき、6,7,8 の敵からは-2の補正を受けます。
    また、この@は(-2*3+-1*5=-11)のEvaのペナルティを受けていることになります。
    これはかなり厳しいペナルティであり、囲まれることは極力避けなければなりません(勿論敵の群れは@を囲もうと通路を塞いだり、回り込んだりしてきます!)

スタン~

@が朦朧(stun)しているとevaに-2のペナルティを受けます。
更に朦朧とし重スタン(heavily stunned)になると-4のペナルティ、気絶(knocked out)すると-5になります。


失神(entranced)~

敵の中には@を失神させてくる敵も居ます。
失神するとevaに-5のペナルティーを受けます。

回避ペナルティまとめ

@の回避は様々な要因によってペナルティを受けます。
[+20]を誇る@であっても、失神+スタン+包囲効果(-5-5-11)を重ねるとあっという間にマイナスになってしまいます。