リネ2考


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リネ2考

  • 大森がリネ2について思う事をだらだら書いてます。

  • 蓄財とLv上げについて(2006.10.15)
     大森のプレイスタイルは、複数のキャラを並行して育成するという非効率なやり方である。非効率の構造は主として3つ、時間効率が悪い、アデナ効率もいまいち、戦略と戦術の不徹底による収益構造の悪化である。逆に言うと、この大森的やり方を反面教師とすれば、それぞれの方面で良い結果を出すことができる。経験値時間効率では将軍が、交易利益上げの徹底では正当派スタイルでミノリが、ハイリスク型の販売スタイルでは麗夢が、戦略面では、チトセ・きのこ・パピニャン(八兵衛)が美味しい素材スポに徹することでそれぞれ成功させている。一方、大森・さくらのラインでは、あくまで対経験値アデナ効率だけを重視し、大森の交易も収益力の弱い堅実なシッョト売りルーチンであるため「見かけの収益力」に差が出てしまっている。また菊池が比較的行き詰まり感があるのは、交易活動が不十分であるほか、大森スタイルを踏襲してる事による原因が大きい。菊池氏は手持ち資産を有効活用する方向性であるため、資産を貯め込み眠らすことで底力を生み出す大森とは正反対であるため時間をかける大森スタイルでは不利と思われる。逆に菊池氏の場合は、キャラを上げ続けていったほうが、一発逆転が見込めるのではないかと思われる。このように各人のプレイスタイルはその人の性格や好み、得意不得意があるため、その人に合ったそれぞれの方法を研究する必要があると思われる。
     閑話休題。ここまでエルモア盟主として活動してきて、蓄財とLv上げに関する基本的な概念がようやく固まってきたので少し語ろうと思う。これまで大森は「Lv先行で装備貧乏を避けるにはどうすればいいか」だけを問題として、スポドワの自殺とスミスによる交易活動を推奨してきたが、どうやらそれだけでは、さらにもう1つ抜け出すことは困難に思われてきた。そこで、人によっては、OE、セブンサイン関係の転売、クリ価格、名品館、コインクエ等々、様々な交易アイデアを検討しているが、究極的には、「おいしい商売」→「みんなが真似」→「美味しくなくなる」ということで、これだという王道は結局ないということになる。とはいえ、諦めてしまえばすべてが終わるので、やはりここは、基本的な考え方を整理する必要があると思われる。
     まず、考え方としては、「Lvを上げる(経験値を稼ぐ)」と「蓄財をする(アデナを稼ぐ)」の2元論であるということである。「Lvを上げる」ではプレイしている時間に対して上がる経験値を重視することが大事である。この場合、アデナの効率(経験値%当たりのアデナ収益)は無視するべきである。もしくは、赤字にならない程度であれば満足するべきである。すなわち、経験値先行である。これはそのまま、装備貧乏に直結していくが、一方で、目的とするLv上げは達成される。またLv帯が上がることで、基本的な狩りの収益力自体はアップする。ただしソロを主体とする場合などは、装備貧乏がアデナ収益の低下に直結するため注意が必要である。次の装備のメドが立たないのにこれをすることは、結局そのキャラを封印するハメに陥ることになる。尤も、速さだけが問題なら、それでも問題ない。金は別の方法(交易など)で稼ぐことが可能だからである。
     そして、これとは逆の方向性「蓄財をする」を別に進めることが必要である。これは放置露店ができる場合は、狩りで時間効率を重視し、放置露店で収益効率を重視すればよい。さらにアグレッシブな人は、交易ですら時間効率を求める。時間あたりの利益額を最大化させようとすればいいのである。しかしそのために数多くの物件をこなすわけであるから、別な意味でエネルギーを要する。蓄財の典型的な方法として転売があるが、これは決して悪ではない。例として、人はすぐにアデナを必要としたり、すぐにセット装備を必要とする場合がある。このような人は、惜しむ時間の浪費の防止を自らが本来得られるであろう権益の部分的譲渡という方法で買っていると言えるのである。そしてそれを実現してくれるのが、転売師である訳であるから、転売師を相場つり上げの悪の張本人と考えるのは間違いである。ありえない交易はそもそも成立しない。それはつまりいわゆる「市場の見えざる手」の1つの発現に過ぎないのである。
     Lv上げと蓄財は、その時間効率だけを重視すれば最適な方法は自ずと見えてくるが、必ずしもその最大化だけが目的とは言えないと大森は考えている。というのは気楽に稼げるということは「中の人」に精神的負担がかからないという大きな効用があるからである。それゆえに大森は、あえて非効率なスタイルをとり続けている。この堅実で慎重過ぎるスタイルは麗夢やミノリを心配させる種になっているが、大森の死に資産を考えた場合、大森が本当のピンチになった時は、大事な装備や研磨剤の処分に走った時なので、そういう状況になってた時は、助けて下さいヽ(゜ー゜* )ノ

  • PvP及びPKについて(2005.5.29)
     私は他のMMORPGを知らないので素人としての感想になるのだが、リネ2のコミュニティ掲示板などで一部の人が言う意見として「システムとして可能=やってよい。文句を言うのは筋違い」というのは、やはり普通の考え方としておかしいと思う。それならば現実の世界は殺人がシステムとして(物理的に、という意味で)可能だし、社会は法を定めているが、法に触れなければ何をしてもよいという事になる。このような大げさな言い方をするまでもなく、MMOは皆で遊んでいるのだから、他人が迷惑して不快な思いをするような事をしてはいけないのは理屈抜きで当たり前の事である。
     しかし、である。ここで我々はMMOが本質的に抱えている1つの大きな矛盾にぶち当たる。ではなぜPvPやPKがシステム上可能なのか、という事である。これはつまり「やりたい人はそれができるようになっている」という事である。そしてそれはシステムの是非を問う以前に、そもそもMMOや群集AIでは、プレイヤーのアイディア1つでありとあらゆることが可能である、という厳然たる事実が存在している。MPK、FPK、詐欺行為、相場操作、粘着転売・・・ゲーム内行為に限っても様々なことがあげられ、これらはさながら現実世界における脱法行為そのものともいえるが、どこまでがルール違反、信義則違反でどこまでが戦術、商才かという線引きは実はかなり微妙で難しい。線引きが難しいのはゲームのシステムの複雑さと、善し悪しを決めるのは人の心であるという2つの産物である。この難しい価値基準の判断を、真にユーザーのためになるようにという観点から、運営側であるNCはかなりよくやっているのではないかと私は思う。公式の意見掲示板やしたらばではNCに対して厳しい意見や憎悪剥きだしの大人げない雑言がよく見受けられるが、NCはプロであり顔を真っ赤にしているユーザー達よりはずっと冷静で大人である。極論すれば、もともとゲームなのだから、垢ハックされようが垢バンくらおうが、またやればいいだけの話なのである。事実私はそういう人を何人も見てきたし、私自身も鯖引退を経験している。だからMPKされて武器落として盗まれたのでやる気なくなったから引退するという人がいたら、まあ、それもよろしいかと、という感じである。批判をする気はもちろんないし、考えが甘いとも思わないが、引退するかどうかは本人が決める事である。そもそもMMOにおいて引退は大きな意味を持たない。なぜなら、誰でもいつでも1からやり直せるからである。そして誰もが最後には引退するからである。
     話が少しずれたが、PvPやPKで問題となるのは、先に挙げた相手がゲームをプレイする上で不快な思いをするような事態になった場合のみである。たとえば全く戦争などと関係のない非戦クランのPTを相手に、無理矢理FPKをしかけたり、日々の狩りをじゃましたりとか、そういう粘着行為をした場合である。またPKも無差別でなく、明らかに特定の相手をつけねらって連日にわたり幾度もPKをした場合などはゲームプレイ上の迷惑行為として認められる筈である。ちなみにリネ2の定款では、ゲーム上のプレイヤー同士の利害衝突やトラブルについてはNCは一切責任を負わないと書かれているが、第14条23項で一般的な良識の範囲を大きく逸脱する行為に対する禁止、24項でリネ2自体の運営に悪影響を及ぼす可能性のある行為を禁じており、被害を受けているプレイヤーが楽しくゲームをすることを著しく困難にしていると認められれば、NCはアカウント停止などの措置を講ずることが可能なのである。尤も、単なる私怨かゲーム上の対立関係(戦争)かを見極めるのは極めて困難であるから、事実をしっかりと記録して正しい方法でNCに訴えなければならないとは思うが。