尼御台の陣デッキ


尼御台の陣デッキ


高統率を与える計略「尼御台の陣」を持つR寿桂尼を主軸にしたデッキ。
有り余る統率を武器に、精鋭計略の延長は勿論、多少無茶な攻城も狙っていける。

デッキ構成

R寿桂尼自身のコストが1.5と軽めの為、非常に幅が広い。
が、必要計略を主軸に入れ込むと大体3コストは固定になる。
また、全知の領域デッキと同じく、試合後半から攻めていくデッキなので
決め手になる高武力ないし、「攻城」特技を持った武将を一人採用すると攻めやすくなる。

キーカード

R寿桂尼 1.5コスト 弓 3/8 柵 魅 尼御台の陣 士気5

「今川に勝利を!!」
尼なのに金髪という一部の方が盛り上がる、今川家の統率を守る義元の母。
武力は1.5コストとしては心もとないものの、柵と魅力を備えているので一応セーフティライン。

計略の「尼御台の陣」は、範囲内の今川家武将の統率を+7するという物。
SR太原雪斎と同系統の計略ではあるが、こちらは武力減少効果が無い分、必要士気も5と低く、
更には統率上昇値も、SR大原雪斎より多い。
効果時間も56c少々とべらぼうに長い。
効果範囲は自分より前方に展開される、戦場の縦5割弱・横5割程度の長方形。

候補カード

全知の領域デッキと似た様な候補になるが、本人のコストが軽い分、2コスト枠を採用しやすい。

  • 今川003 R朝比奈泰能 2コスト 槍 7/1 気 精鋭武闘術 士気4
    これが無くちゃ始まらない、今川家素武力2位タイを持つセイセイことR朝比奈泰能。
    約4cにつき武力が+1されていくという瞬発力に欠ける計略ではあるが、
    統率依存が極端に高く、尼御台の陣上では約66c・武力+16まで持っていける。
    勿論MAX武力まで持っていく必要は無いので、大体武力+10辺りで攻めるのがメインになる。
    ただし、自城内に居る時は武力上昇が止まるので、いかに戦場に置いておくかが鍵。

  • 今川007 SR井伊直虎 1.5コスト 騎馬 4/7 魅 不屈の采配 士気5
  • 今川014 UC鵜殿長照 1.5コスト 槍 4/6 柵 精鋭への援軍 士気4
  • 今川015 R鵜殿長持 1.5コスト 弓 4/5 制伏 精鋭への援軍 士気4
    こちらも鉄板カードと言っても過言では無い、回復計略持ち。
    「不屈の采配」は回復すると共に武力も同時に上げてくれ、粘り強さを後押ししてくれる。
    「精鋭への援軍」は尼御台の陣上の味方にかければ、統率10に対して6割程度回復させる事が出来る。
    どうやらこの6割程度が上限値らしく、これ以上統率を上げてもほぼ効果は無い。
    敵としては自城前でポインポイン回復しながら攻城している武将は悪夢以外の何者でもないだろう。

  • 今川019 Rお田鶴の方 1コスト 弓 1/6 魅 三色八重散椿 士気5 攻城マウント時に役立つ1枚。
    弓を当てている敵に対して武力統率-7し、移動速度を0.3倍に下げるという効果だが、
    尼御台の陣上で発動するとかなり長く持つ。
    上記の通り減少効果の幅がかなり強烈な為、ほぼ攻城を許すか、武将を消耗させるかの2択を強いる事が出来る。
    効果終了時に兵力が減ってしまうが、所詮1コストなので、撤退してもそこまで痛手でも無いのも○。
    通常時の素武力の低さや、乱戦されてしまうと無意味になってしまう点には注意。

  • 今川030 UC早川殿 1コスト 槍 2/3 魅 山津波の計 士気7
  • 宴040 SR早川殿 1.5コスト 騎馬 4/5 柵 火牛攻め 士気6
    今川のダメ計持ちである2枚。
    本人のみだと統率が低い武将に対してしか抑止力が無いが、このデッキで採用した場合は別。
    陣上ではかなりの破壊力を持つ事になる。
    織田家のR蜂須賀小六を超える、と言えば、その破壊力は想像に難しくないだろう。
    ただし一番のネックは、万全の状態に持ち込む為に使う士気が多い為、ミスった時が大変な点。
  • SS068 SS今川義元(3) 3コスト 騎馬 9/8 魅 常在戦場 士気5
    Ver2.10Aにて登場したハイスペック当主。
    素武力が今川家初の武力9という事もあり、今までネックだった序盤を耐えやすくなる。
    またこのカードの登場で、精鋭への援軍と1コスト妨害を入れ、かつ無理の無い5枚構成にしやすくなった。
    マウント役としても十分であり、尼御台の陣上では30c近く持つ。
    この効果時間の長さが強く、統率も上昇してるのでダメ計妨害はほぼ効かない。

  • 今川047 SR北川殿 1.5コスト 騎馬 3/8 伏/魅 灼熱の綺羅星 士気3
    統率の上がる当デッキにガッツリシナジーが噛みあった1枚。
    自身の統率以下であれば一撃平均4割の凸ダメを叩き出す。
    全知の領域デッキに比べて、他のコスト帯で素武力を補強する事が難しく無いので、
    こちらのデッキの方がやや採用しやすい。

  • 今川059 SR岡部元信(2) 2.5コスト 槍 8/4 気/軍 御首級の奪還 士気7
    久々に尼御台デッキにまともに組み込める采配。
    全知の領域デッキと違い、こちらは家宝や他計略に頼らなくても単体でフル効果が出せる。
    武力もそこそこある為、士気を使わずに守るという点でも有能。

家宝について

ほぼ鉄板採用のR朝比奈泰能を主軸に考える事が多いので、増援強化の兜家宝が多くなる。
次点としては、緊急時の全体武力の底上げで刀家宝や、尼御台に頼らない単体統率UPの采配家宝等。
また、時と場合によってはサブ計略に家宝を持たせるのもアリ。

その他の采配と組み合わせる場合は、そちらの采配に合わせた家宝選択になる。


デッキサンプル

No武将名コスト兵種武/統特技計略士気計略内容
今川003今川家R朝比奈泰能27/1精鋭武闘術4武力が徐々に上がる。(統率長時間)
今川007今川家SR井伊直虎1.5騎馬4/7不屈の采配5今川家の味方の武力と兵力が上がる
今川019今川家Rお田鶴の方11/6三色八重散椿5矢を当てている敵の武力と統率力と移動速度が下がるようになる。 ただし、効果終了時に自身の兵力が下がる。
今川023今川家R寿桂尼1.53/8柵 魅尼御台の陣5【陣形】今川家の味方の統率力が上がる。(統率長時間)
今川027今川家SR瀬名11/3柵/魅瀬名姫の癇癪3範囲内の最も武力の低い敵の計略による効果を消し、自身は撤退する
SS007今川家SS今川義元27/8果てなき遊び場7今川家の味方の武力と兵力が上がる。ただし効果中は自城に入れなくなり、効果終了時に兵力が下がる。
総武力23総統率32槍2弓3馬1魅5柵2気1
Brahe主君が天覇への道 2015全国大会決勝にて使用した遊び場入り尼御台セイセイデッキ。


No武将名コスト兵種武/統特技計略士気計略内容
今川003今川家R朝比奈泰能27/1精鋭武闘術4武力が徐々に上がる。(統率長時間)
今川014今川家UC鵜殿長照1.54/6精鋭への援軍4味方の統率力が高いほど兵力が回復する。
今川019今川家Rお田鶴の方11/6三色八重散椿5矢を当てている敵の武力と統率力と移動速度が下がるようになる。 ただし、効果終了時に自身の兵力が下がる。
今川023今川家R寿桂尼1.53/8柵 魅尼御台の陣5【陣形】今川家の味方の統率力が上がる。(統率長時間)
SS068今川家SS今川義元(3)3騎馬9/8常在戦場5武力と統率力が上がる。さらに武力と統率力が徐々に上がる。ただし効果中は自城に入れなくなる。
総武力24総統率29槍3弓1馬1魅3柵1気1
SS義元(3)を入れた5枚型尼御台サンプル。家宝は主効果が武力の物が望ましい。


No武将名コスト兵種武/統特技計略士気計略内容
今川003今川家R朝比奈泰能27/1精鋭武闘術4武力が徐々に上がる。(統率長時間)
今川014今川家UC鵜殿長照1.54/6精鋭への援軍4味方の統率力が高いほど兵力が回復する。
今川023今川家R寿桂尼1.53/8柵 魅尼御台の陣5【陣形】今川家の味方の統率力が上がる。(統率長時間)
今川059今川家SR岡部元信(2)2.58/4気/軍御首級の奪還7今川家の味方の武力と移動速度が上がる。さらに対象の味方の統率力が本来の値より高いほど武力と移動速度が上がる。一定以上武力が上がると武力によるダメージを軽減する。
宴040今川家SR早川殿1.5騎馬4/5柵/魅火牛攻め6敵に炎によるダメージを与え、吹き飛ばす。ダメージはお互いの統率力で上下する。
総武力26総統率24槍3弓1馬1気2柵3魅2軍1
奪還尼御台サンプル。ダメ計も入っており、対応力は高い。


解説

全ての物事が「尼御台の陣」から始まるデッキである。
基本は高統率と「精鋭への援軍」、そしてしっかり育てた精鋭武将を主軸に、終盤に一気にゴリ押し攻城を決める・・・
というのが理想的な形。
いわゆる終盤特化型のデッキである。
(勿論、理想は理想であって現実では無いので、状況次第ではあるが)

大体の武将は、陣さえ敷いてしまえば統率二桁になる。
下手な武将では動かす事すら難しい為、その他のデッキより攻城を決めやすい。
R寿桂尼自身に至っては統率15になり、中統率の騎馬突撃では弓を止める事すら出来なくなるほどガチガチになる。

序盤に伏兵が踏まれていないのであれば、終盤切れる覚悟で陣を敷いてしまうのも有効。
伏兵中の武将も、陣内であれば統率が上がる為、与ダメージは跳ね上がる。
統率12のSR大原雪斎の伏兵ダメージを食らった事がある人なら、高統率武将でもどうなるかは分かるだろう。

と、上記では良い事ばかり書いてはいるが、その反面弱点も非常に多い。
まず、今川の宿命か超絶鉄砲に弱く、高武力弓にも序盤は対処がしづらい。
足並みを崩されると即グダグダになり、下手をすると落城コースになる。

また、「尼御台の陣」自体は武力上昇は全くしない為、計略使用後が最も隙が多い。
この隙を大名采配などで突かれる場合が殆どなので、そこは上手く防柵や自城ローテーションなどで凌ぐ事が重要。

全知の領域デッキと比べて武力変動が無い分、精鋭への援軍を使っても、状況によっては削られるだけという可能性も。
こちらはデッキ構築でなんとかカバーしよう。

更にはR寿桂尼自身も武力は3しか無いので、油断すると撤退してしまい易く、
計略使用後に撤退させられると仕切りなおしが辛い。
この状態になった場合は、大抵その他の精鋭計略等で無理矢理回す事になる。

とにかく(今川家全体にも言える事だが)各武将のダメージを散らし、生き残らせる事が最重要
生き残りさえすれば「精鋭への援軍」などで回復が出来るので、その点を踏まえた上で上手な運用を心がけよう。

VS 尼御台の陣デッキ

序盤から相手が尼御台の陣を敷いたタイミングまでに一気に押し潰す戦法が有効。

上述の通り、「尼御台の陣を敷く→計略」の流れが基本になり、最低でも士気9が必要になる為、
このタイミングが一番ウィークポイントになる事が多い。
ある程度の采配であれば、押し潰すのはそこまで難しくは無いだろう。

もし相手が万全の体制になってしまった場合は、R寿桂尼を含む後方支援役をまず蹴散らす事

後方支援を倒さずに前衛だけに対応をかまけていると、高統率で連続凸されたり、延々と回復されたりしてロクな結果にならない。
しっかりと連続突撃や鉄砲射撃を行い、瞬間ダメージで倒す事。

上杉家のR斎藤朝信の鍾馗の銃弾等、超絶鉄砲には滅法弱いので、採用するだけで有利が取れる。
ただし敵側もそれを踏まえた上で家宝や計略で押してくるので、使っただけで安心しない事。
特に中途半端な与ダメージは回復されてしまう可能性が高いので、狙いは正確に。

また統率が上昇している為、ダメージ計略や妨害計略での対処はあまりオススメ出来ない。
主力のR朝比奈泰能がある程度兵力が減っている状況ならまだしも、他の連中に至っては
SR真田幸隆(統率10)の百火繚乱ですら、ミリ単位しか兵力を削れない場合が多々ある。