オラクル、シーベルおよびピープルソフトのツールを「On Demand」ブランドに統合


オラクル、シーベルおよびピープルソフトのツールを「On Demand」ブランドに統合

参照元

内容

 Oracleが買収によって取得した2種類の技術を「On Demand」ブランドに組み入れ、再発表した。米国時間10月19日に同社が発表したのは、「PeopleSoft Enterprise On Demand」と「Oracle On Demand for Siebel CRM」で、それぞれPeopleSoftおよびSiebel Systemsを買収した際に入手したサービスが中核となっている。PeopleSoftベースのサービスは、人事、財務、調達、販促、販売に関するツールを含んでいる。一方、SiebelのCRMツールには、さまざまな業種で使える注文管理や分析機能が搭載されている。

 ビジネスアプリケーションを提供するOracleは、自社のソフトウェアをホスティングサービスとして利用できるようにする取り組みを進めているが、今回の再リリースもその一環となっている。2006年初頭にはSAPがCRMのオンデマンドサービスを発表しており、Microsoftも同様のサービスを2007年から独自に提供する予定を立てている。

解説

On Demand?ブランドをPeopleSoftより手に入れたが、この中にあるOracle On Demand for Siebel CRM?とは現在(2007/03/16現在)一番利用されているCRMパッケージソフトである。また、PeopleSoftS&OP等の販売・生産計画に強みをもっている事から、CRMソフトとSCM?ソフトの連携が期待される。