- ナムコ/namco
- ビクターエンターテインメント
- 音楽CD
- 1995.8
- アレンジ製作
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- VEX DAY tansfuse.exe
- アレンジと言いながら、元曲のフレーズは曲後半部でやっと出てくる。
- 製作開始翌日、別件で今は無き観音崎のスタジオにてTDだった。決してコボすわけにはいかない....というプレッシャーのおかげか極めて順調に製作が進んだ。夕方から作業をはじめて翌朝には出来ていた。
- が、その高速作業の弊害か、製作途中で「あ!そうだ、これアレンジだったんだ!」と気がついた。完全にオリジナルのつもりで作業していたのだ。
- が、その時ちょうど曲をどう展開させようかと考えていたところだったので、強引にXDAYオリジナルフレーズを突っ込んだ。これが、いかにも当時のテクノ系の唐突な曲展開風に上手くハマり、より一層作業のスピードが早まった。
- この部分のザラザラで壁のような分厚いシンセ音。この楽音構成、というか単に分厚いベーシックなアナログシンセ音1音色を執拗に使う、という意味で参考にしたのはG-FORCE/PRODIGY(シングル収録バージョン)。ここでもJD800を使い、フィルタを始めあらゆるパラメーターをリセットし、つまりは元の波形そのままの音で演奏している。元の波形自体を楽音として使用するのは当時好きで良くやっていた。D50の元波形(サンプリング部分)もロービット感があって好きだった。反してYAMAHAの元波形はあまり好きでは無かった。
- OH I LIKE IT / JONNY L のようなボコーダーの使い方をしたいと思い作っていった。
- ボコーダーを入れるのは最初から決めていた。
- 実は当時はちょうどボコーダーが全く使われて無かった頃で、まさにこのJONNY Lの曲が、ボコーダーというものを思い出させてくれた。
- 使用したボコーダーはKORGの音源モジュール型のもの(VC10ではない)。型番は失念した。比較的古い機材という事だからなのか、マイクからの入力にコツが必要だった。サウンド自体はとても好きだった。EMSやVC、VPとは違う、アナログ晩年期の雰囲気を持つ。
- 深夜の会社でマイク片手にボソボソ歌った。きっと隣の席の佐宗さんは気が散った事と思う。いや、それ以前に佐宗さんも同様、まさに尻をバーニングさせてXDAYアレンジ作業中だったので気にもしてなかっただろう。
- デュレーションが心地良いオルガン、ドラムともにJD800。この曲は特にJD800が大活躍している。オリジナルのサウンドよりも、JD800から鳴らす909のキックが大好きだった。
- 冒頭のシーケンスのディレイはD7。偶然最初に選んだパッチで、シーケンスパターンと音色との相性が最高だったのかいきなり音場が艶やかに広がり驚いた。JD800のキーボードスケールに対するフィルタの設定も良かったのだろう。
- SONYの7シリーズはR、D、M、Fどれもパッチが面白く、ある意味エフェクターというより楽器的なテイストが大変に気に入りよく使っていたが、いざエディットするとなるとかなり根気が必要だった。また、かなり熱くなる事でも有名だった。ラックマウントし連続稼動させると触れなくなるぐらい熱くなる。よって7シリーズをマウントさせる時は上下1U開けるのが鉄則だった。また、その熱で液晶表示が壊れるという傾向があり、相原氏の同機の表示部分は真っ黒のままだったのが懐かしい。この辺りもシミュレートしてVSTプラグインでも出してくれないだろうか?
- このCDリリース後、XDAY2にてこの曲が採用されたのは大変嬉しかった。
- 当時の業務用ゲームのサウンドスペックでこの曲を移植するのは大変だったと思う。というわけで、リンダ氏にここでお礼を申し上げたい。つーかリンダ!!ちゃんとやってるか?!昔みたいにPCの調子が悪くなった時奇声を発したりしてないだろうな!!!つーか元気で頑張れよ!!!
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