- 1997.6 SCITRON/PONY CANYON
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- OMY4枚目。
- トルバドールレコードでの原盤制作からサイトロンへ移る
- ジャケット撮影時の撮影・メイク等の各スタッフのOMY的な徹底ぶりに逆にメンバーも驚愕、おかげで素晴らしいインナーが完成する。
- レコーディング及びトラックダウンを外部で行うのもOMYとしては初めてだったが、特に問題もなく、逆に気楽だった。
- プリプロはADATにて。本業で使い慣れていたので全く滞りなかった。
- レコーディングエンジニアとして上原キコウ氏と大西慶明氏を起用。といってもOMYメンバーはサイトロンスタッフのご尽力に乗っかってっただけ。
- キコウ氏のホームグラウンドでもあるシンクシンクスタジオにて。キコウ氏の、電気グルーヴメンバーもコメントしていたスタジオに入るなりざるそばを頼むという作業前の儀式ともいえるスタイルを目の当たりに。
- ミックスエンジニアは大西慶明氏。スタジオは当時の大西氏の所属先でもあるソナタクラブ。大森だったか?以前銀行だったとかでロビーの天井が妙に高く非常に居心地が良かった。
- Pure Gum ガム
- このアルバムになるとかなり「そのまま」感が高まっているのだが、「そのまま」な範疇でのずらし具合と言うか、「オリジナル」具合が素晴らしい。
- ベースはJD990のヴィンテージキーボード系ボードのプログラムのパラメーターを全てリセット、元波形そのままにし鳴らしたもの。フレージングに合っていて大変気に入っている
- レコーディング当時の感覚であればこのキックでOKだと思うが、OMY的には重すぎた。
- Circulation 回覧
- 冒頭部から鳴るドアの開閉音はすべてレートを11K程度に落としたもの。制作当初は44.1kで鳴っていたのだがどうにもオケになじまないのでこのように対応した。荒れ方が気持ち良い。
- ピアノとベースのフレーズが良い。どちらも全く弾けないので、このような生々しいフレーズは、作る前かなり不安になる。
- ピアノはJD990かJX1080。確かローランド系の固いピアノ。
- ベースはTrinityだったか?01/Wか?
- Taishoku 退職
- 曲調ではない全体のロック感が良い。
- メンバーの楽しげな様子がよく出ていて微笑ましい。
- 収録前に焦って、といってもこう言う土壇場でも全く動じないメンバーなのでにやにやと薄ら笑いを浮かべながらメガホンボイスのセリフを考えた。「前へ並べ」「右分け右」「左分け左」「ひるめ」「おちつけ」「疲れ気味」....これは追い込まれないと出てこない。素晴らしい。
- この曲に限らず、アルバム全編に渡るメガホンボイスは実際にメガホンをスタジオに持ち込んでレコーディングした。
- Mool ムール
- 佐野担当曲ではないが、あまりにもバカバカしく素晴らしいのでご紹介。
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