O.M.Yソロワークス / O.M.Y (Oriental Magnetic Yellow)


  • 1999.9 SCITRON/PONY CANYON



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  • OMY5枚目。インレイに別ジャケットデザイン、しかも3種類入り。アートワークを担当されたスタッフの凝り性ぶりにメンバーも脱帽。
  • ミキシングエンジニアはビクタースタジオの石塚氏。同世代かつYMOを好きだった、ということもあり、こちらのイメージする音そのまま、またはそれ以上を実現してくれた。大変満足している。一連のOMY作品の中でも、アルバム全体の統一感も含め、今回のサウンドが一番気に入っている。。
    • ミックスダウンはビクタースタジオ青山にて。スタジオに入ると今回のアルバム製作用にマニアックなエフェクターが山積みになっていた事に驚いた。
    • 実は石塚氏はアシスタント時代にナムコのゲームCD関連で何度かお世話になっていた。作業のちょっとしたフォロー一つにしても、既にその頃から他のアシスタントとは違っていた。メインとして一緒に仕事をしたいと思っていたのでその点でも嬉しかった。
  • HACHI
    • イントロから鳴るシーケンスは、この曲がターゲットとする時代の8ビット感を出すためにレートを落としてある。11k程度だったか?気に入っている音。
    • Nord Lead/Modulerが大活躍している。
  • ぼくのかつら
    • 太鼓を始めとした邦楽器系の音はJX1080。
    • シンセ琴系はNord Lead、この他もかなりの楽音がNord Lead/Modulerで作られている。
  • DRIP DRY ICE
    • 楽曲的にもアレンジ的にも大変気に入っている。
    • 一番苦労したのは、途中のサックスソロ。もちろんサックスは吹けないのでとりあえずタタキということでTrinityのプリセットにあったサックスでガイドを入れた。この楽曲の製作行程の中で一番時間がかかっている。
      • その後、スタジオで生サックスに差し替えた。よりサックスらしいフレーズに変えて行ってもらおうとしたのだが、どうにも浮いてしまう。結局タタキのフレーズそのまま吹いてもらうことにした。

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