ギャラクシアン3 アタック・オブ・ザ・ゾルギアLD


  • ナムコ/namco
  • ビクターエンターテインメント
  • LD
  • 1995.1
  • 楽曲製作

  • Jam
    • キャラ紹介シーン用楽曲。
    • 曲名はJamiroquaiから。この曲を相原氏に聴かせた時、「ジャミロクアイみたいな曲にしたかったんですよー、なんかいい曲名ありませんかね」と聞くと「じゃあ、ジャミロクアイの頭をとってジャム」という単純明解な回答に則った。
    • ファンク気味のフュージョンというかクロスオーバーと言うか、かつスペーシーな曲、つまりは一言で言うとジャミロクアイみたいな曲、を作りたくて作った。当時、チョッパーベースバリバリな、ゲーム系フュージョンに対し特に嫌悪感があったので、そのアンチテーゼの意味もある。
    • 基本的に曲を作る場合、佐野は白玉(コード)から考えていくのだが、この曲は珍しくベースフレーズから作っていった。なんとかして生っぽく聞かせようと試行錯誤したので、かなり時間がかかっている。この時にベースでグルーヴを出すのにはデュレーション(音の長さ)を追い込んでいく必要がある事を覚えた。
    • ドラムはS1100による完全な打ち込みで、この曲でゴーストノートを覚えた。同じパターンを執拗にくり返してはいるが、そのパターン自体はしっかりとグルーヴも出ており、よく練られている。
    • その他の機材は当時のレギュラーであるJD800、JD990ぐらいだろうか?あまり覚えていないが、こもりがちな自分の曲にしては珍しく抜けがよくキラキラしているのでローランド系を多用していたのは間違い無い。
    • 結果的には、ジャミロクアイの雰囲気はかろうじてあるかないか、というぐらいだが、楽曲としての完成度は高いし、今でも時々聴き返す曲。こういう「クロスオーバー」は機会があれば追求してみたいと思っている。

佐野電磁業務履歴