プロフィール
司馬懿 字：仲達
魏の軍師・武将であり政治家。
三国志の世界では諸葛亮と肩を並べる軍略家で、最大の好敵手。
最終的に三国統一を果たした晋の礎を築く。
正史
- 曹操に仕える
- 再三の任官要請にもかかわらず、それを拒み続けていた。
- 曹操が、「今度断ったら問答言わさず引っ張って来い！」と言いようやく仕官。
- 219年 荊州挟撃戦
- 西涼への領土拡大を上奏。
- 馬謖の流言によって免職。
- 227年 新城の戦い
- 諸葛亮の北伐に対応していく。
- 234年 五丈原の戦い
- 238年 遼東の公孫淵?を滅ぼす
- 241年 樊城を包囲した朱然を撃退
- 243年 諸葛恪?を破る。
- 247年 隠居
- 病気で耄碌したことを理由としたが、実際は病のフリであり、その手腕は健在であった。
- 249年 司馬懿のクーデター
- 曹爽?が洛陽を留守にした時を見計らってクーデターを起こす。
魏の全権を握り、丞相に収まる。
- 251年 曹彪?のクーデター
- 事前に察知し、証拠を掴むと硬軟両面でもって首謀者王凌?を追い込んで降伏させる。
- 251年 死去。
演義
- 曹操に仕える
- 再三の任官要請にもかかわらず、それを拒み続けていた。
- 219年 荊州挟撃戦
- 西涼への領土拡大を上奏。
- 馬謖の流言によって免職。
- 227年 新城の戦い
- 諸葛亮の北伐に対応していく。
- 234年 五丈原の戦い
- たびたび挑発されるも動じることなく守勢に徹する。
- 挑発しにきた蜀の使者に詰問。「諸葛亮はどれだけ食べているのか」「どれだけ仕事をしているのか」
使者は「一日米２升、棒打ち20以上の罰は全てご自分で」と答える。
使者を帰らせた司馬懿は一人ほくそ笑む。「食が細く（当時は一日５升が普通）、仕事は激務。あれはもう長くないな…」
- 諸葛亮の死を読み取り、撤退する蜀を追撃。
しかし、諸葛亮の木像を見て彼が生きていると誤解、撤退する。
- このことから「死せる孔明、生ける仲達を走らす」の故事が生まれる。
司馬懿は後に、「生きている者の考えることはよくわかるが、死んだ者の考えることまではわからない」と語ったといわれる。
- 238年 遼東の公孫淵を滅ぼす
- 241年 樊城を包囲した朱然を撃退
- 243年 諸葛恪を破る。
- 247年 隠居
- 病気で耄碌したことを理由としたが、実際は病のフリであり、その手腕は健在であった。
- 249年 司馬懿のクーデター
- 曹爽が洛陽を留守にした時を見計らってクーデターを起こす。
魏の全権を握り、丞相に収まる。
- 251年 曹彪のクーデター
- 事前に察知し、証拠を掴むと硬軟両面でもって首謀者王凌を追い込んで降伏させる。
- 251年 死去。
Pick Up
「狼顧の相」
身体的特徴として、司馬懿は、首を180度後ろへ向かせることが出来たという。
この噂を聞きつけた曹操が、本当にそんな事が出来るのか試すために、
いきなり司馬懿の後ろから名前を呼んだところ、本当に首だけで後ろを向いたという。
「死せる孔明、生ける仲達を走らす」
五丈原で対陣中、司馬懿にとって最大の好敵手であった諸葛亮が病没する。
そのことを悟った司馬懿は、早馬を駆って自ら先頭に立ち、撤退する蜀軍の追撃に出る。
しかし、諸葛亮が遺言代わりに残した策を姜維が使う。
蜀軍が対陣の構えを見せ、中央に鎮座している諸葛亮（の木像）を見つけた司馬懿は、即座に全軍撤退を決める。
後に「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という故事にもなったこの出来事である。
だが、司馬懿の目的は蜀の進軍を防ぐこと。
撤退させれば万々歳であり、結果として諸葛亮の負け、司馬懿の勝ちは変わらぬ事実なのである。
