落日の舞いによる攻城速度upで相手城ゲージを奪う事を目的としたデッキ。
落日の舞いは攻城力自体は0.6倍となるものの、攻城速度が3倍速になる。実質攻城力は1.8倍である。
Ver3.51B現在では攻城におけるコスト依存や城門と城壁によるダメージ差が非常に大きく高コストによる城門の殴り合いになりがち。
しかし、落日中であれば低コストの城壁でも十分なダメージを奪える。
トータルの攻城力は圧倒的に相手を上回るので、城の殴り合いで有利に立つようなデッキ運用が理想。
他の舞踊計略と違い、上昇するのは「攻城速度」のみ。
回復の舞いや飛天の舞いのように、「戦況を有利にする」と言う恩恵が全くない。
したがって、柵の後ろで安全に舞い始めたが最後、卞皇后が倒されるまで完全に7コストで戦い抜かなければならない。
城ゲージをガッツリ削りこんだが7コストがゆえ相手の猛攻を捌ききれず、落城負けを喫してしまっては本末転倒である。
長時間舞い続けるよりもダメージ地形や敵攻城地帯で舞うなどUC卞皇后が自動的に撤退する状況に持ち込み、
用がすんだらさっさと撤退してもらって守備に回るという運用も重要になるだろう。
実際、他部隊と同時に攻城エリアに入って踊る、という運用が一般的となっている。
そのような運用の理由の一つに、踊るタイミング(=攻城チャンス)では姫も攻城力に加えたいという事情もある。
城門で踊れば簡単に二重城門が成立するというメリットもある。
もちろん、飛天の舞いや刹那の神速を主力としたデッキでは、柵の後ろで踊らせて……などで常に攻城のプレッシャーを狙う運用もアリといえばアリである。
(ただこれらのデッキでは武力2とはいえ騎兵なので、戦力として計算したいのが実情ではあるが。)
撤退させてしまうと損をするように感じてしまうだろうが、攻城能力が1.8倍という事は(攻城部隊のコストにもよるが)1部隊で4回攻城できれば特攻戦法以上の恩恵をえることができる。
さらに、複数の部隊で攻城している場合は、UC卞皇后が撤退するまででも城ゲージを削る量は尋常ではないものとなる。
特攻戦法と違い、確実に攻城ができるというのもミソだろう。
何が何でも踊るというデッキタイプではなく、通常の魏号令デッキにUC卞皇后を入れておき、
号令で蹴散らした後に隙+士気的余裕があれば舞いでガッツリと城を削る、
あるいは飛天デッキにUC卞皇后を入れ、端抜けから舞って短時間で一気に落城させる飛天落日○○
(○○の例としては特攻、挑発、連環、攻城兵、召喚、無血、ワラワラなど)という運用が主のようだ。
特に後者はぶつかり合いを避けつつ、ワンチャンスで城を削るという特性上、
デッキ構築と立ち回り次第では、麻痺矢大流星や長槍傾国などのガチ引き籠り系デッキ以外の殆どのデッキに落城まで持っていけるデッキであり、
流行の忠義デッキに対しても立ち回り次第で圧倒できると一部ではかなり評価が高い。
また、士気消費が4と軽い事から、混色デッキも組みやすい。
呉……敵を範囲に入れやすい火計、陣略の極滅業炎で殲滅したあとの落日の舞いは、完全に落城コース。
また各種召喚兵と組み合わせると、更なる攻城力アップが見込める。
魏には地属性が意外と多い事もメリット。
蜀……攻城能力の高い槍兵集団+落日は、ワンチャンスで敵城を崩壊せしめる。
鉄鎖連環や連環の計でビタ止め、挑発で攻城阻止部隊を引っぺがすというのも大いに有効。
募兵持ちが多く、攻城ラインを維持しやすいのも○。
白銀や人馬で強引に蹴散らす、唯我独尊や反逆の狼煙で放置された舞姫を撤退させる、というのもありといえばあり。
群雄……豊富な攻城兵や、大将軍、陥陣営と落日の組み合わせは、誰もが夢みる組み合わせ。
兵種問わず速度を上げて瞬時に城に張り付かせる白馬陣、
敵を戦線に出さず攻城を確実にする完殺系計略、
自城ダメージというリスクはあるものの瞬間的な殲滅力は最高クラスの暴虐なる覇道など、
最大士気9からでも落日コンボを狙える中士気計略との組み合わせが有効なのもポイント。
士気は重いが天下無双などの超絶強化で強引に薙ぎ倒してから削るというのも悪くない。
……など、それぞれに有用な点が多いので、混色を一考するのも手だろう。
というより、軽士気の計略戦という側面から、落日デッキにおける単色での構成はむしろ少数派ともいえる。
Ver3.10になって、天敵ともいえる憂国の舞いが登場した。国力3であれば、落日状態で敵城に攻城兵を5部隊張り付かせても、落城までに試合時間の半分近くを要するほど軽減される(城攻撃力99%減)。
またVer3.5以降は攻城のコスト依存が大きく、コスト2.5槍の城門などに対してコスト1騎兵の壁攻城では落日中でも殴り負ける恐れがある。
敵をスルーして殴り合いに持ち込む運用をする場合は、これまでより注意が必要
【コスト3】
【コスト2.5】
【コスト2】
【コスト1.5】
【コスト1】
【コスト3】
【コスト2.5】
【コスト1.5】
【コスト1】
武将名 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略名 | 計略効果 |
UC卞皇后 | 魏 | 1 | 騎 | 地 | 魅 | 2/5 | 落日の舞い:4 | 【舞い】味方の攻城ゲージの上昇速度が上がり、城攻撃力が下がる。 |
R許褚 | 魏 | 2.5 | 弓 | 天 | 募 | 10/2 | 虎痴の怪力:3 | 自身の武力が大幅に上がる |
R魏延 | 蜀 | 2 | 槍 | 天 | 募 | 8/5 | 大車輪戦法:4 | 自身の武力が上がり全方向に無敵槍を繰り出す |
UC関平 | 蜀 | 1.5 | 槍 | 人 | 募 | 6/6 | 長槍戦法:3 | 武力が上がり無敵槍が伸びる |
C張松 | 蜀 | 1 | 騎 | 人 | - | 1/7 | 蜀への誘導:3 | 範囲内の敵武将が自身に向かってくる |
総武力27 | 総知力25 | 天4.5地1人2.5 | 騎2弓1槍2 | 魅1募3 | ||||
魏蜀落日デッキ。 募兵持ちで延々と戦場に陣取りつつ、コス1騎兵による遊撃・撹乱で局地戦・消耗戦を制することで、 相手をジワジワと追い込んでいき、勝負時には舞と挑発を駆使して落城させることを目的としたデッキ。 武闘派の知力が低めなので妨害計略やダメ計には注意。 総武力と最大武力は低くなるが、R許褚&UC関平→R夏侯淵&R趙雲にすると手数と殲滅力が上がる。 またはR魏延→R姜維、C張松→UC黄月英でも楽しいかもしれない。 人属性を多くすれば鉄鎖誘導→落日というデスコンボが狙いやすくなる。 |
武将名 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略名 | 計略効果 |
UC卞皇后 | 魏 | 1 | 騎 | 地 | 魅 | 2/5 | 落日の舞い:4 | 【舞い】味方の攻城ゲージの上昇速度が上がり、城攻撃力が下がる。 |
UC夏侯惇 | 魏 | 2 | 騎 | 地 | 魅/勇 | 7/7 | 雲散の眼光:3 | 範囲内にいる敵武将の計略効果を消す |
R高順 | 群雄 | 2.5 | 騎 | 天 | 勇 | 9/5 | 陥陣営:3 | 自身の武力と城攻撃力と柵攻撃力が上がる。自軍の城ゲージが少ないほど効果が高い |
UC陳宮 | 群雄 | 1.5 | 弓 | 人 | 柵 | 4/7 | 破滅的な献策:3 | もっとも武力が高い味方武将の武力を上げる。ただし効果中は自城にダメージを受ける。 |
C程遠志 | 群雄 | 1 | 槍 | 天 | 活 | 3/1 | 強化戦法:4 | 武力が上がる |
総武力25 | 総知力25 | 天5地3 | 騎3弓1槍1 | 柵1魅2勇2活1 | ||||
魏群落日デッキ。 落日中でも最大強度の陥陣営で3回城を叩ければ落城できるという恐怖の攻城兵・高順で無理やり落城を狙うパターン。ただし高順が完封されると手も足も出なくなる。 陳宮以外が馬ばっかりで柵もあることだし、騎馬の扱いに自信があるならC程遠志→UC蔡文姫で飛天デッキにしてもいいかも…。 |
武将名 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略名 | 計略効果 |
UC卞皇后 | 魏 | 1 | 騎 | 地 | 魅 | 2/5 | 落日の舞い:4 | 【舞い】味方の攻城ゲージの上昇速度が上がり、城攻撃力が下がる。 |
R龐徳 | 魏 | 2 | 騎 | 地 | - | 9/1 | 特攻戦法:4 | 武力と城攻撃力が上がる。ただし効果中は強制的に前進する |
UC張飛 | 蜀 | 2 | 槍 | 天 | 勇 | 9/1 | 強化戦法:4 | 自身の武力が上がる |
UC甘寧 | 呉 | 2 | 弓 | 人 | - | 9/1 | 孫呉の武:3 | 【ため計略】自身の武力が上がる |
C張梁 | 群雄 | 1 | 歩 | 人 | - | 5/1 | 黄巾の群れ:3 | 自身の兵力が回復する |
総武力34 | 総知力9 | 天2地3人3 | 騎2弓1槍1歩1 | 魅1勇1 | ||||
全勢力。 開幕乙デッキに組み込んで、文字通り開幕即効で落城を狙うタイプ。 卞皇后自体がそこそこ知力があるので伏兵処理も一応できるが、所詮知力5。過信は禁物。 軍師周瑜必須かもしれない…。 R龐徳→R馬超で魅力を入れて更に舞うまでの時間を短縮するのもあり。 |
武将名 | 勢力 | コスト | 兵種 | 属性 | 特技 | 武/知 | 計略名 | 計略効果 |
UC卞皇后 | 魏 | 1 | 騎 | 地 | 魅 | 2/5 | 落日の舞い:4 | 【舞い】味方の攻城ゲージの上昇速度が上がり、城攻撃力が下がる。 |
R龐徳 | 魏 | 2 | 騎 | 地 | - | 9/1 | 特攻戦法:4 | 自身の武力と城攻撃力が上がるが、効果中は強制的に前進する。 |
SR王異 | 魏 | 1.5 | 弓 | 天 | 柵/魅 | 4/8 | 暴勇の報い:5 | 範囲内の敵の武力と移動速度を大幅に下げる。 |
UC蔡文姫 | 魏 | 1 | 騎 | 地 | 魅 | 1/7 | 飛天の舞い:5 | 【舞い】自身を除くすべての味方の移動速度があがる。 |
SR左慈 | 群雄 | 1.5 | 歩 | 天 | 伏/活 | 4/9 | 変化の術:3 | 自身の武力が敵の最も高い武力の武将と等しくなる。計略などの効果で上昇している分も含む。 |
UC楊弘 | 群雄 | 1 | 攻城 | 人 | - | 1/7 | 隠密戦法:3 | 自身の武力が上がり、隠密状態になる。 |
総武力21 | 総知力37 | 天3地4人1 | 騎3弓1歩1攻城1 | 柵1魅3伏1活1 | ||||
魏群飛天落日。奥義は兵軍連環一択。 総武力が低く開幕、というより蔡文姫が舞うまでが厳しいので伏兵は一枚以上必須。 ここでは復活持ちの肉壁、変化の術による超絶対策&守城の要としてSR左慈を入れてある。 デースは基本的に隠密状態で端攻め。その近辺を王異が暴勇のプレッシャーで人払いしつつラインを上げる。 無論その逆を突いてみるのも大アリ。攻城ラインに達したら、奥義発動して舞う。 |
戦闘力を底上げする舞いではないため、UC卞皇后だけに頼ったデッキはほとんど見かけず、
主たる勝ち筋があるデッキの、サブ計略として組み込まれる事がほとんど。
大抵は、戦場をかき回す役や伏兵処理、端攻城役などの雑用係として使われ、
攻城役が張り付いたタイミングで舞うパターンが多い。
他の舞いデッキと大きく異なるのは相手が柵や悪地形の後ろの安全なところで踊るとは限らないということ。
相手の攻城チャンスが、すなわち踊り時であるということを覚えておこう。
戦場のどこで、またどのタイミングで踊られるか把握しづらい以上、
落日のみに絞ったデッキ対策というのも立て辛いが、それを行う必要もあまりないだろう。
敢えて言うなら、他の舞いデッキと同じく、舞われたら近隣の部隊での連突、弓の射撃で速攻で落とす、
またはメイン計略に対策を取りつつ、ついでに舞姫を落とす、ということぐらい。
落日の舞いは士気4なので、ダメージ計略では士気差がつきやすい。
コスト1のサブ計略役のみを、士気差上等で落としてもその後が不利になりやすいので、
ダメ計で対処する時は、極力他の部隊も巻き込むようにしよう。
改めてこのデッキを相手にしたとき、一番やってはいけない事が「城をがら空きにしてしまうこと」。
単純な部隊のぶつかり合いや、範囲ダメ計、業炎陣でによって壊滅させられること、
挑発持ちに拉致される、速度低下系の計略・陣略で移動を制限させられること、
全軍で攻めあがってカウンターをもらってしまうこと、等がその顕著な例である。
落日の舞いと城の叩きあいなんて素の攻城力、
もしくは叩き合うまえに城ゲージで圧倒的に有利に立っている、というような状況でないかぎり論外。
「6〜8秒敵城に張り付くと敵城ゲージが減少する」という大戦の基本ルールが
落日の舞いを踊っている相手には適用されないのである。(相手は2〜3秒で一回削れる。)
そうでなくても怖いのが、敵陣に誘われての兵軍連環(+場合によっては飛天)との組み合わせ。
これに引っかかったら、神速デッキや飛天デッキでもない限り、自城が崩壊するのを待つだけである。
これが鉄鎖だったりした日には神速でも厳しい。
「相手の城を99.7%削っても、落城したら負け」
「終始、戦闘を有利に進めても、最後の数カウントで城ゲージをリードされたら負け」
という勝負の基本要素は変わらないのだから。
戦闘面での恩恵が全くないという特性上、軽視しがちなデッキ要素ではあるが、
相手にラインを上げられマウントされた時の爆発力、または終盤で攻城一発勝負になった時など、
数カウントの隙に逆転させられる潜在力があるのも事実。
某動画サイトで見て判るとおり、''攻城兵入り(飛天落日デース)やC曹洪、特攻号令入り(落日特攻)は、
張り付いて踊ってからわずか3cで無傷の城を落とすことが可能''である。
対策として一番手っ取り早いのが開幕でリードを取ってガン守りすること。
これは、攻城力が高いデッキ(破滅陥陣営デッキ、大量生産デッキ等)全般にいえることである。
相手は攻城速度を上げるために戦闘での選択肢を一つ潰しているのだ。
それを使う機会をあたえなければ逆にこちらが有利である。
リードを取られたがために全軍ラインを上げて…、なんてやれば、
上記のような展開に持っていかれて一瞬で城が吹っ飛ぶし、
お留守番を残しておいても、コスト差が祟って各個撃破されて乙、なんてことになりかねない。
流星デッキや傾国デッキ、野戦デッキなど、自陣を出ずに攻城可能なデッキを使っていたなら隙を見て発動してしまおう。
柵は城門に設置、踊る(溜める)場所も城門が望ましい。そうすることで、最悪でも二重城門は阻止できる。
但し、相手にR高順が入っていて、こちらに対策(雲散、挑発、高知力のダメ計など)がない場合は
リードもほどほど(馬壁一発程度)にするか、ワンチャンスで落城まで持って行くこと。
さもないと、高順一人に壊滅させられるだろう。
飛天落日陥陣営などとなるともう士気3で殲滅されて城を高速で破壊されて落城、である。
万が一攻城ラインに近づかれて舞われたら、UC卞皇后への攻撃は二の次で、とにかく攻城役を落とす事。
舞の特性上、舞姫には恩恵が無いので普通の馬の攻城でしかない。
攻城役と乱戦ローテーションに持ち込み、士気を全部つぎ込んででも
攻城ゲージを止める事に全力を尽くすべし。
「城ゲージは士気差をつくるための道具」という大戦の格言もあるが、
士気差を活用出来る前に落城することもザラなのでこればかりはどうしようもない。
UC卞皇后に構っている間にもガリガリ城ゲージは削れていくし、
攻城速度3倍相手に横弓で0.6倍の攻城減速効果を狙っても3*0.6=1.8倍の速度で削られてしまう。
攻城力0.6倍を考えても3*0.6*0.6=1.08倍の攻城力である。
槍撃の合間や突撃のために加速している間にも攻城を許してしまうほどの攻城スピードの上昇は、一度味わったものにしかわからないほど。
馬壁ワンスルーとか、横弓・城内突撃で対処してカウンター狙いが通用する相手ではないということは覚えておこう。
特に飛天との組み合わせは凶悪で、騎馬が攻城をずらす→こちらが追いつく間に一発入る、というのを相手が撤退するまで延々と続けられることになる。
上手く攻城役を撃退してしまえば、相手のコスト1(UC卞皇后)を完全に封殺した状態で、こちらのカウンターに持ち込むことが出来る。
(このデッキは連環系の陣略を採用している可能性が多いので再起の可能性は殆どない。)
とはいえ、相手はこちらの城に張り付いて踊ることがほとんど。そうなると、結局倒すしかないわけだが、所詮武力2騎兵。
しかも舞っているということは完全に止まっているということなので、倒すのは簡単。
火計、特に赤壁があるなら士気次第では攻城部隊ごとこんがり焼いてしまうのも一興。
攻城役を撃退してからでもそれほど大きく削られることはないので、
脅威的な攻城速度に慌てることなく、落ち着いて対処しましょう。