人物紹介 / 袁隗


袁隗

後漢有数の名門・汝南袁氏の出身。袁紹・袁術の叔父にあたる。
霊帝時代に二度、合計6年以上に渡って司徒を務めた後漢末期の名政治家。
ちなみに袁家の名族ぶりを表す言葉として四世三公というものがあるが、司徒はその三公の位の1つである。

若くして才気のあった袁紹に大いに期待しており、まだ未成年だった袁紹を郎中に取り立てている。
曹操らとつるんでやんちゃばかりする袁紹を「お前は袁家を滅ぼす気か」と厳しく叱りつけた逸話もあるが、
袁紹は反省したともしなかったとも言われており、効果があったのかは不明。

主な政治活動としては、宦官による言論弾圧(党錮の禁)で不遇をかこっていた名士たちを
積極的に政界に呼び戻したことが知られている。
また一介の地方役人に過ぎなかった頃の董卓を、中央の武官として取り立てたのもこの袁隗だったりする。
しかし政権を握った後の董卓は恩知らずの暴君と化しており、
袁紹が董卓との対立の末に出奔し反董卓連合の盟主となると、董卓は袁隗を反逆者の縁者として処刑してしまう。
遺体は董卓死後に袁隗の門生・故吏(ざっくり言えば学問や仕事で世話になった人物)たちによって奪還され、丁重に葬られたという。

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