演義にのみ登場する南蛮・烏戈国の王で、諸葛亮の南征の最後に登場する。
身長一丈二尺(漢の基準で276cm、魏の基準だと288cm)という大男とされており、本作では藤甲兵が肩に乗れる程の大きさを持つ巨大ロボのように描かれている。
藤甲という何度も油につけて硬化した藤蔓で編まれた鎧を着た藤甲軍を率いており、帯来洞主の要請に応じて参戦すると、緒戦では矢も刀も通さない藤甲の防御力もあり大勝する。
しかし藤甲の製法を知った諸葛亮によって燃えやすいという弱点が発覚すると、諸葛亮の策を受けた魏延によって盤蛇谷に誘い込まれ、一兵残らず焼き殺されてしまう。
その凄惨な死に様は、諸葛亮自身が「自分はろくな死に方を出来ないだろう」と漏らすほどであった。
ちなみに藤甲自体は実在する防具なのだが、製法に違いがあり演義で書かれるほどの強度は持たない。
歴代の三国志大戦シリーズではイラストを獅子猿氏が担当してたが、基本的には「指2本で斧を振り回す」、「片手で象を抱く」、「体に藤甲兵達を乗せて腕を組みながら出陣する」、「ヒップアタックで城を崩壊させる」といったぶっ飛んだスケールの絵で描かれている。
氏によると「ラフでは30メートルくらいにしたがデカすぎるとつっこまれたので3メートルにした」との事だが、「三国志大戦2」までの話であり、象を片手に抱く「3」以降から吹っ切れたようだ。