呂布を追っての血気盛んな娘が参戦。
正史や演義で袁術の息子との政略結婚を画策されたとされる呂布の娘で、実名不詳だがコーエー作品では呂玲綺の名を与えられている。
(ちなみに初出はコーエー三國志のナンバリングではなく『三國志戦記2』。オリジナルキャラだが人材不足で難易度の高い呂布軍では貴重な存在だった)
父親がアレなので男勝りの武闘派として描かれることの多い人物だが、正史・演義ともに彼女自身の記述はほぼ無いに等しく、
孫尚香や関銀屏のように民間伝承で味付けされた形跡もこれと言って見られない。
現在見られる彼女のキャラクター像は、主に日本で脚色されたものと考えられる。
吉川三国志では呂布曰く「蝶よ花よと育てた大事な一人娘」ということになっており
同盟締結、援軍要請のために赤兎に乗せて呂布自身が袁術の下に送り届けようとし、彼女は呂布の後ろで悲鳴を上げている。
関羽や張飛に妨害され、娘を乗せたままではさすがの呂布も戦えず、城に引き返してしまい袁術に愛想を尽かされるという話になっている。