曹操にその才知を気に入られ、はじめは政務官として任用されたという。
伯父の李乾が食客数千を抱え、伯父といとこが亡くなるとその私兵を受け継いで軍を統率するようになる。
李典自身は軍事や武勲を誇ることに興味がなかったものの、的確な献策を立てて曹操軍に貢献した。
・・・というのが史書の記録だが、今作のコモン李典は武力3知力2という低知力に設定されてしまった。
もっとも史実とスペックが乖離しているのは李典に限らず、ゲームバランスの都合上仕方ないとも言える。
後のバージョンで、エラッタにより知力は6まで上げられたため違和感は薄れた。
演義ベースの小説や創作では李乾並びに従兄・李整の軍功を統合され、李典が曹操の旗揚げから従っている事になるケースが多い。
また冷静沈着なブレーキ役というポジションに定着しており、曹操・曹仁・夏侯惇と言った主将格が勇に逸ったり功を焦ったりすると李典が諫めに回るが、聞き入れられず結局劉備軍に撃退される…というパターンが演義ではひとつのお約束となっている。
ゲーマーの間ではアーケード版「天地を喰らう2」の1面ボスとしてもお馴染みであろう。
「敵将李典討ち取ったりー!」
こいつの弱さに油断して2面のボスの夏侯惇にやられてしまうのまではもはやCAPCOMのお約束である。