王允、呂布による董卓暗殺計画の協力者である黄琬の子・黄奎の愛人。
黄奎ともども演義にのみ登場する人物で、正史にそれらしい人物は存在しない。
黄奎の使用人・苗沢と密通しており、その苗沢が黄奎と馬騰が連携して曹操討伐を計画していることを知ると、李春香と結ばれるために主人を追い落とそうと企まれる。
苗沢にそのことを吹き込まれると、黄奎から曹操暗殺計画の詳細を聞き出し、苗沢へそれを話す。
これを元に苗沢は曹操に密告し、黄奎や馬騰の一族は処刑されることになる。
「愛人の間男が曹操暗殺計画を密告した」という状況は董承と秦慶童のそれと似通っているが、末路が書かれていない秦慶童と違い苗沢は裏切りの罪で処刑されている。