人物紹介 / 楊シ


楊芷

司馬炎の皇后。
従姉の楊艶が没するとその遺言を受け入れた司馬炎により後宮に迎えられ、やがて皇后となる。

良い意味で従姉に似ず温和な性格であったため司馬炎に愛され、
そのため父の楊駿とその一族は極度の厚遇を受けて権勢を振るった。
しかしその温和な人柄は生来の悪女・賈南風には全く通じず、
事件を起こし司馬炎を怒らせた賈南風を弁護し、以後は賈南風の振る舞いを何度となく諫めたが、
当の賈南風からは逆恨みされるばかりであった。

司馬炎が病に倒れ政務を執れなくなると、楊駿の専横はさらに極まり、楊芷も積極的に協力した。
一説には楊駿と司馬亮に後事を託すとした司馬炎の遺言を、父の要請を受けて楊駿一人に全権を委ねると書き換えてしまったとも言われる。
やがて司馬炎が没すると皇太后となるが、皇后・賈南風の一派との対立は激化。
賈南風が司馬瑋を巻き込んで楊駿排除のクーデターを起こすと、逸早く察知し城外に矢文を飛ばしたが、
これがバレてしまい楊駿の協力者として捕縛・幽閉されてしまう。
楊駿は三族側近皆殺しの極刑となり、楊芷もまた幽閉されたまま獄死した。

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