人物紹介 / 満寵


満寵

フレーバーテキストに書かれる通り守戦における活躍から「ディフェンスに定評がある」と一部で評されている人物。
当初は文官・役人として登用されているにもかかわらず八尺(190cm弱)というものすごい身長をしていたり、
曹叡どころか曹芳の代まで存命で、演義でも曹操軍・魏国では最長の登場期間を誇ったり(呉は丁奉、蜀は廖化)とネタに事欠かない。

役人時代からその豪腕・豪胆・剛直さは凄まじく、
彼が着任すると、私兵を率いてヤクザのようなことをしていた李朔という人物が大人しくなった、
他の役人が目に余る横暴を働くとこれを逮捕、その場で取り調べを終えて即刻辞表を叩きつけ帰郷した、
曹洪の部下が独断で略奪を行うと速やかに逮捕、曹洪が曹操に発言したと知るとその部下を早急に処刑した(後にこの手腕の鮮やかさを曹操直々に讃えられている)、
といった逸話が知られている。
彼の豪腕は相手が名士・高官であっても全く容赦がなく、
太尉・楊彪が逮捕されると荀彧、孔融から「尋問するだけに留め、拷問はしないように」と頼まれるが、
構わず拷問にかけた上で取調べ結果を曹操に報告し「処罰するなら罪を明確にすべき」と進言したことで周囲に評価されている。
(裴松之は「こんな行為は酷吏の心配りに過ぎない」と酷評している)
しかし徹底的なまでの剛直さ・厳格さを見せながら、傲慢ではなかったため于禁のように嫌われることはなかったという。

軍人としては対呉戦線で活躍する以前にも、関羽の侵攻に苦しむ曹仁をよく補佐。
そして曹叡の代には合肥の要として、何度となく攻め寄せる呉軍を相手に、よく知られる大活躍をすることになる。

演義では劉曄の推挙で曹操に仕えたことになっている。
劉曄は郭嘉の、郭嘉は荀彧の推挙で仕えているので、彼も荀彧の錚々たる人脈に間接的に加わっていることになる。

光栄(現コーエーテクモ)の三国志シリーズ初期作では、当時は役人のイメージが強かったのか文官型の能力設定。
また顔グラで遊ばれているいわゆる顔芸武将の元祖であり、当時のムックに「おもしろい顔」などと記述されていたりする。
『三國志曹操伝』では風水士系の武将として仲間に加わる。
回復・強化を担当する文官系ユニットであり、「回帰(行動済みの味方を再行動させる)」「強行(1ターンのみ味方1人の移動力を2上げる)」など移動にまつわる策略も習得するため、同じく風水士系の荀攸と共に育てておくと後々に役割分担もさせやすく、立ち位置の地味さとは裏腹に一番活躍した満寵と言えるだろう。
近年は真・三国無双8において固有グラフィックのプレイアブル武将として堂々参戦。
呉軍を弄ぶ追い払うのが趣味というキャラ付けをされ、風雲満寵城などと呼ばれるトンデモギミック満載の合肥城で孫呉を迎え撃つ。

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