人物紹介/陳泰 - 三国志大戦wiki

陳泰 †

九品官人法で知られる陳羣の子で、母親は荀氏（荀彧の娘）。陳一族・荀一族はともに後漢の名門である。
郭淮とともに姜維の北伐を退け、魏後期の将軍として評価が高い。

魏の二代目皇帝・曹叡の代に父が死去するとその後を継ぎ、北方の異民族の慰撫で活躍する。
曹叡の死後、曹爽と司馬懿の間で政争が起こると司馬懿に与し、曹爽の説得に尽力している。
武官としても優秀で、姜維の北伐に対抗するだけでなく、孫呉の侵攻や諸葛誕の反乱に際しても武功を挙げている。

司馬一族とは親交を結んでおり、徴兵に失敗して反乱を招いたときに司馬師に庇ってもらったことがある。

しかし当人としてはあくまで魏に忠誠を誓っており、
司馬昭へのクーデターを企てた魏帝・曹髦が返り討ちに遭った時は、司馬孚（司馬懿の弟）と共に義憤の涙を流した。
その憤慨ぶりは凄まじく、司馬昭派の叔父・荀顗が説得に訪れても「叔父上は（忠義において）私に及ばない」と聞く耳を持たず、
司馬昭に対しても「責任者である賈充を処刑せねば天下に示しがつきません」と断言。
司馬昭は賈充の処断を渋り別案を求めたが、「私はこれだけを言いに来た」と一歩も引かなかったという。
（史書によっては「それ以上の方法（司馬昭自身が自殺して謝罪すること）はあるが、それ以下の方法はない」とまで言い切ったとも）

しかし陳泰の忠義と硬骨は司馬昭を動かすには至らず、結局は実行者の成済が全責任を被せられて処刑され、賈充はお咎めなしとなる。
同年に死去しており、司馬昭への怒りのあまり憤死した、あるいは司馬昭に疎まれ自害したとの説が存在する。

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