黄巾三兄弟の次兄で、地公将軍を自称した。
黄巾の乱においては、開始時点で既に病に冒されていた兄に代わり黄巾党を指導していたという。
張角の病死・張梁の戦死後も下曲陽に籠り抵抗を続けたが、皇甫嵩に討たれる。
これにより中国史上で「黄巾の乱」と呼ばれる大規模な決起はひとまずの終息を迎えるが、残党はその後も各地で山賊などの武装勢力と化し、後漢末期の群雄たちを度々悩ませることとなる。
演義では妖術師とされており、妖術で官軍を苦しめたが朱儁に術を破られ、敗走するところを部下の厳政に殺されている。
吉川英治版および横山光輝版では劉備率いる義勇軍に妖術のトリックを見破られ、逆に奇襲を仕掛けられ大混乱に陥ったところを劉備の弓で射抜かれ戦死する(アニメ版横山三国志では突入してきた劉備に直接斬られる)。
演義準拠の作品では何気にレアな、劉備が自らの武勇を披露するシーンである。