袁術配下の大将軍として知られる武将。
孫策が袁術のもとにいた頃、まだ二十歳そこそこだった孫策を高く評価していたという。
ご存知の通り袁術直属の軍は(相手が悪いとは言え)負けばかりで、その大将軍という時点で武運の無さは推して測るべし。
ただ、これでも共に大将軍に任じられながら捕虜にされたり討ち取られたりと散々の同輩・橋蕤よりはマシだったりする。
袁術が死ぬと、同僚の楊弘を連れて孫策のもとに行こうとするが、道中で元同僚の劉勲に捕らえられている。
ちくま学芸文庫版の正史では「孫策が張勲を攻め滅ぼすと曹操に降伏した」とあるが、これは誤訳である。
(実際に攻め滅ぼされ曹操に降ったのは劉勲)