人物紹介 / 丁夫人


丁夫人

曹操2人目の妻であり劉夫人が亡くなった後に迎えられた。
1人目の妻である劉夫人は曹操が若く官位も低かったころの妻であったためか
丁夫人が最初の正室と言われている。
曹操の母も丁氏であるため、丁氏は名門なだけでなく曹家と縁深い家柄なのだと思われる。

子宝に恵まれず、劉夫人の生んだ曹昂を溺愛して育てており
曹昂が戦死したことが原因で曹操と不仲となり離縁している。
妻の側から離縁を申し出る、という事自体がこの時代では稀であったが、
曹昂が戦死した原因が原因なうえに息子まで失っては繋ぎ止めるものがなくなったのであろう。

曹操としてもこの離縁は尾を引く出来事だったようで、後年になると
「死んだ曹昂に『私の母はどこにいますか』と聞かれたらどう答えたらいいのだろうか」
と述懐したという。

名門の出身であったことから、曹操の正室時代は歌妓出身の卞氏をキツく当たるなど冷遇していたが、
卞氏は離縁後も挨拶を欠かさず、時には曹操が留守中に家へ招くなど礼を尽くしたため心を開くようになったという。

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