人物紹介 / 孫登


孫登

孫権の長男。生母の身分が低かったため、正室・徐夫人の養子として育つ。

その出自や徐夫人が廃されたこと、さらに次弟・孫慮が聡明で父に可愛がられていたなど後継者の座を脅かす要素は多かったのだが、
自身も聡明で優しく、人望もあったため孫権が皇帝に即位すると皇太子の座に就いている。
また、皇太子に立てられる4年前に周姫を娶っている。
蜀との戦いのため呉が一時的に魏に服従していた時期、
曹丕からの「孫登を人質として寄越せ」という命令に、
孫権は魏を敵に回す恐れもあるのに拒否したあたり孫権からも期待の嫡男として見られていたことが伺える。

まさに孫呉にとって期待の跡継ぎだったのだが、父に先立って33の若さで死去している。
後任の太子に三弟・孫和を立てるよう遺言したのだが(孫慮はこの時点ですでに死亡している)、
父が遺言を守らず四弟・孫覇を孫和と同格扱いした結果、二宮の変に発展したのはよく知られるところである。
とはいえ、彼自身の若死にが孫呉に暗い影を落とす原因にもなったため、もっと長生きしていればと惜しまれる人物でもある。

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