人物紹介/高幹 - 三国志大戦wiki

高幹 †

袁紹の甥。
正史では反董卓連合決裂直後の191年が初出で、荀諶・郭図らと共に冀州を治める韓馥の元に赴き、半ば強引に冀州を譲らせるのに一役買っている。
一族の中でもかなり有能な人物ではあったようで、史書にも「才能と野心に溢れ文武に優れた人物」と記されるほか、
カード裏に書かれるように袁譚・袁煕と同等の待遇を受けていたとされる。

袁紹没後は袁尚に従って曹操と戦い、馬騰・韓遂といった関中の雄や匈奴の王・呼廚泉と連携。
数万にまで膨れ上がった軍勢を率い、一時は曹操を大いに脅かした。
しかし曹操配下の鍾繇が馬騰の懐柔に成功したため、高幹は馬騰配下の馬超・龐徳と交戦することに。
言うまでも無く超一流の猛将である馬超らと渡り合うも、僚友の郭援が突出して討たれたため劣勢に陥り、曹操への降伏を余儀なくされた。

曹操は高幹の能力を評価しそのまま并州を統治させたが、高幹は後に再度反逆。
この時高幹は、袁尚からの同盟の使者を拒否し殺害までしようとしており、曹操からも袁家からも独立を果たすという野心が窺える。
高幹は鄴を急襲する一方で各地の賊や反乱勢力と巧みに連携を取り、河北から関中までを巻き込む広域作戦を展開。
その反乱は、鎮圧に楽進・李典・曹仁や鍾繇・張既・賈逵といった、曹操軍の文武の実力者が多数関わるほどの大規模で激しいものとなった。
敗れた高幹は再起を図り荊州の劉表を頼ろうとしたが、落ち延びる途上で殺害され、首級は曹操の元に送られた。
演義ではこういった奮闘がほぼカットされているため、その存在は袁家勢力のやられ役の一人でしかなく、地味で一般的な知名度も低いが、
正史ではあと少し運に恵まれてさえいれば、群雄の一角として乱世にその名を轟かせていたかもしれない能力と野心の持ち主であった。

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